仕度に

  • 2015年09月17日

出掛ける支度にどれくらいの時間を掛けますか?
私は年々短くなっています。

まず、天気予報を調べるのが簡単になったから。
昔の天気予報はざっくりした範囲で出されていましたが、今じゃ住所を入力するとその地域の予報がピンポイントで出てくる。
さらに1時間単位で教えてくれるので、長袖か半袖か、薄手の羽織りモノが必要かといったことを推測しやすい。
これで出掛ける前の、あーかしから、こーかしらの時間が短くなりました。
tennki
さらに、服を少なくしたせいで悩まなくなったせいもあります。
我が家にはクローゼットが1つありまして、そこに収まるだけと決めました。
そのクローゼットは現在いっぱいの状態。
なにか1つ買ったら、なにか1つを捨てなくてはなりません。
となると、買う前に考えるようになります。
さて、どれを捨てるかと。
捨てるものがないと思うなら、そもそも新たに買う必要はないということに。
こうして、買う気満々の気持ちをクールダウンさせる効果があります。

1年分の服が1つのクローゼットに収まっています。
この少ないワードローブですから、悩みようがない。
まず、今日の外出目的を考えます。
友人との食事なのか、仕事の打ち合わせなのか、観劇のため三時間ほど座っているのか・・・といったことを考慮すると、ジャケットをセレクトした方がいいのか、皺になりにくいものを選ぶのか、選択ポイントが決まってきます。
すると自ずと、これだなと1つのアイテムが決まります。
これに合わせてコーディネートしていくのですが、全体的に服が少ないので、これだったら、下はこれで、アクセサリーはこれで、靴はこれで、バッグはこれ、とどんどん決まっていく。
というか、迷いようがないんですね、選択肢が少ないから。

こうした短時間になっていくものがある一方で、全然短縮できないのが、目的地までどう行くかという下準備の時間。
地図検索アプリで調べ、別のサイトでルート検索し地図を印刷する・・・といった方向音痴者ならではの、念を入れた準備に時間が掛かってしょうがない。
そうまでしておいて結局迷うのだから、なんだかなぁなのです。

小説を執筆する際、登場人物がどんな服装をしているのかはとても重要だと考えています。
また、その日それをどうして選んだのか・・・といったことも、キャラクターを表現するのに大事だと思っています。
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新刊「ワクチンX 性格変更、承ります。」でも主人公の加藤翔子の服装について記したシーンがあります。
ワードローブから彼女の生活の豊かさと、センスと、他人からどう見られたいと思っているかといったことが表現できているといいのですが。
また、主人公の夫の服装を描いたシーンもあります。
どうやって選んだのか、またそれを今、どう思っているのかを書きました。
これによって、夫がどんな風に暮らしているのかといった点が表現できるのではないかと思ったからです。
さて、出来はどうでしょうか?

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