故障だらけ

  • 2017年06月29日

浴室の乾燥ができなくなったことは、先日このブログで書きました。
そして今度は洗濯機からエラー音が。
モニター画面に出てきた数字を取扱説明書で確認すると、排水ができなくなっている模様。
洗濯機の下部にあるパネルを外して、なんちゃらかんちゃらと対処法が書いてある。
這いつくばるようにして、そのパネルを外そうとネジを回してみたのですが、くるくる回るばかりで外せません。
どうする、私。
洗濯機の中には濡れた洗濯物が。
そしてドアは開かない。
修理担当者が来てくれるまで何日かかるかわかりませんが、その間洗濯物は洗濯機という密閉された中で、濡れたまま放置することになってしまいます。
いい解決策が浮かばないまま管理会社へ電話。

数時間後、管理会社から連絡を受けたという修理会社の担当者から電話が入りました。
私が現状を説明すると・・・ネジは回さず小さな凹み部分に爪を引っかけて、引っ張り出すようにして外してくれとアドバイスを受けました。
へ?
疑問をもったまま言われた通りに爪で引っ張り出すようにしてみると・・・ぽんっとネジが飛び出てきてパネルが外れました。

およそ1年前その洗濯機を設置してくれた人が「このネジを外せないといって、多くの人が電話してきて修理に行くことになるんですけど、回すんじゃなくて引っ張り出してくださいね」と言っていたような記憶がうっすらと蘇る。

私も多くの人の1人だったか・・・っていうか、そんなネジ使うなよ。
だったら取扱説明書に、回すんじゃなくて、引っ張り出せと書いておけよ・・・とあれこれ思う。

解決方法を電話で教えて貰い、排水口を開けて中の水を抜き、溜まっていたゴミを取り除きました。
1時間の間に2回修理担当者に電話を掛けて、アドバイスを受けながらの作業。
再び動き出した時の嬉しさったらなかったです。
這いつくばる体勢での作業だったため汗だくになりましたが、やり終えたぜという達成感に包まれました。

なぜだかわからないのですが、電化製品が1つ故障するとそれだけで終わらない。
大体修理が終わってほっとした頃に、別の電化製品が故障する。
浴室の乾燥機、洗濯機と続いたので、これで打ち止めとなればいいのだけれど、なんかまだ続くような嫌な予感が。
と、数日前自動食器洗い乾燥機からエラー音が。
やっぱり。
モニター画面で点滅しているメッセージを取扱説明書で確認すると・・・排水ができなくなっているらしい。
またかいっ。
が、今回はすぐに販売店に連絡をするようにと書いてあって、自力では挽回できない様子。

管理会社に電話しようとした手がふと止まる。
もしかして私は電化製品をよく壊す人として、ブラックリストにでも載っていたりしないだろうか。
それが理由で追い出されないよう、特別無茶な使い方をしているつもりはないのですが、このような事態になって恐縮ですといった体で電話してみました。
オペレーターさんが私のことをどう思っているかはわかりませんでしたが、すぐにオーナーと業者に手配をしてくれ、翌日の午前中には修理の人が来てくれました。

今回の件で学んだこと。
ネジを回してダメだったら引っ張り出してみる。
今回の件で確信したこと。
自宅にある電化製品は裏で繋がっていて「俺ちょっと調子悪いんで、ストップしてわかる人に見てもらうわ」と誰かが言うと、「あ、俺もそうしよっかな」と真似をする。

花の価格

  • 2017年06月26日

以前住んでいた部屋の近くに花屋がありました。
駅前にあり50平米ほどの店。
ここの花はとにかく安かった。
200円で10本ぐらい買える。

フツーの花屋だと、多くの花は温度調節したガラスケースの中に鎮座している。
そのガラス越しに眺め「赤いガーベラを〇本ください」とか「友人へのプレゼントで予算が〇円なんです」と店員に要望を出しますね。
すると店員がガラスケースを開けて、花束を作ってくれたりする。

近所にあったこの花屋は違っていました。
殺風景な店にガラスケースはありません。
たくさんバケツが並んでいて、そこに花がバサッと入っている。
1本単位で売っているものはなく、3~5本で1束になっていました。
仕入れの仕方が特殊なのか、日によって花の品揃えにはバラつきがありました。
例えばフツーの花屋であれば、赤いバラや白いユリは必ず用意してあるでしょうが、この店では今日はバラはないとか、オレンジ色のユリが大量にあるといった、偏りのある品揃えのことが多々ありました。

客は並んでいる花の中から欲しいものを選び、バケツから引っ張り上げると、自らレジまで運ぶ。
何種類か買った時はそれをひとまとめにしてくれますが、そうでなければラッピングはなし。
プレゼントにしたければ、自分でアレンジメントをしなくてはいけません。
ではあっても潔いまでのコスト削減のお蔭で、安く花を買えるので、客は喜んでこのシステムを受け入れていました。

引っ越しをして今の部屋に移った時、まず探したのは花屋。
全然見つけられず、しばらくしてようやく発見したのは、自宅から徒歩15分のところにある、スーパーの中に店を出している花屋でした。
ガラスケースの中に花が並んでいるのを見た時、嫌な予感でいっぱいに。
プライスカードを見てみると・・・1本で? と大声で聞きたくなるような価格が書かれていました。
1本300円ぐらいするのです。
これまで通りのボリュームを求めて10本買ったら3千円。
高いぞ、この3千円のハードルは。
3千円あったら単行本なら2冊買えるし、美術館だったら2回行けるし、映画も2回見られる。
大好きな外郎だってたくさん買える。
花は空間と心を潤してはくれますが2、3日しかもたない。
私の下した結論は・・・そっとガラスケースから離れることでした。

その後この花屋とは別方向にもう1軒見つけたのですが、こちらも同じくらいの価格でした。
いろんなタイプの花屋があったらいいのにと思わずにいられません。
えっ? 今どうしてるかって?
プリザーブドフラワーを飾っています。

キラキラ

  • 2017年06月22日

キラキラ光るモノが好きです。
バブルの頃はメイクしっかり濃いめでした。
そこに更にキラキラしたモノで飾り立てていました。
お小遣いで買える範囲のモノでしたから、安いアクセサリーでしたが、ジャラジャラと表現してもいいほどの盛り様でした。
この風習はバブルが弾けた後も20代はそのまま続けました。
恐ろしいことです。

30歳を過ぎた頃金属アレルギーになりました。
無駄遣いを戒める神様が、私に金属アレルギーをお与えになったのだろうと思いました。
金属アレルギーが判明した日から、キラキラしたモノは私の元から去りました。

しかし世の中は、そんな私をそっとしておいてはくれませんでした。
5年ほど経ったある日、ネットで見つけてしまったのです。
金属アレルギーの人でも身に付けられるように、特殊加工された品が売られていることを。

あっという間にキラキラ好きの魂が復活してしまいました。
ではあっても昔のようにジャラジャラと身に付けるのではなく、節度ある程度に収めるようにしています。

しばしば購入しているアクセサリーのネットショップで、セールをしていました。
セールというのは心を乱しますね。
普段だったら絶対に買わないような品でも、正価が×で消され、その下に赤字でセール価格が表示されていると「お得」と思ってしまうのですから。

それはネックレスでゴージャスなものでした。
透明のクリスタルと、真っ赤なクリスタルがたくさん付いています。
「素敵」と一目惚れしたそれは、セール中のため半額になっています。
こういうの1つぐらい持っていてもいいのじゃないかと思ってしまい、お得なんだしと、買う理由ならいくらでも考え付く。
そして購入。
それから5年。
1度も身に付けることなくクローゼットに置かれたまま。
時折引っ張り出して眺めます。
それ自体はとても素敵なネックレス。
それは間違いない。
ただそれと合う服がない。
またそれを身に付けて出かける場所が思い浮かばない。
やっちまいました。
使う機会がないのに、安くなっていたから買ってしまうという無駄遣いの典型的失敗例。
無駄遣いを戒める神様がもっと強引だったら・・・と神様に八つ当たりする今日この頃でございます。

編み物

  • 2017年06月19日


30年ぐらい前の話です。
いつも素敵なニットを着ている友人がいました。
私が褒めたところ、友人のお母さんが自宅で編み物教室を開いていると教えてくれました。
昔は自宅で編み物教室を開くお母さんが結構いたもんです。
記憶を辿ってみると・・・我が家にも編み機がありました。

若い方は編み機といっても、ピンとこないかもしれませんね。
我が家にあったのは幅が1メートルぐらいのものでした。
小さいかぎ針がびっしり並んでいて、そこをアイロンぐらいの大きさの機械が右に左に動く度、毛糸がそのかぎ針に引っかかって編んでいきます。
アイロンぐらいの大きさの機械は自動では動いてくれないので、自ら取っ手を摑んで右に左に動かさなくてはいけない。
どこから出る音なのか、ガーガーという作業音がしていました。
繊細で緻密な作業が必要なのか、それを母が動かしている時話し掛けてはいけないというルールが我が家にはありました。

何故我が家に編み機があったのか。
恐らく当時それは珍しいものではなく、家庭に普及していたのではないでしょうか。
そういえばミシンもありました。

買うよりも作る方が安かったり、丈夫だったりしたのかもしれませんね。
着るものを自分で作っていた時代・・・不器用な女の人にとってはさぞかし生き辛い時代だったでしょう。
この時代に大人じゃなくて良かった。
あの家の人はいつも変な服を着ている・・・と家族全員が後ろ指を指されるような目に、私なら遭わせていたことでしょう。

あの編み機は今どこに?
我が家から編み機が消えたのがいつだったのか、なにがきっかけだったのかまったく記憶にありません。
私が知らない間に物凄い進化を遂げ、3D的な編み方になっていたりするのでしょうか。

パソコンレスキュー隊を呼んで、トラブルを解消して貰った時のこと。
その隊員はあっという間に問題を解決。
時間が余ってしまったためでしょう。
「なにか聞きたいことはありませんか?」と言いました。
突然の申し出になにも思いつかず、しばし無言。
やっとのことで浮かんだ質問は「プリンターを新しくしようと考えているのですが、お勧めはありますか?」というものでした。
すると隊員が口にしたのは予想外のメーカー名。
それは編み機で有名だったメーカーでした。
編み機では知っていましたが、プリンターを作っているとは初耳。
「編み機の?」と私が聞き返すと、「そうです」と隊員は言う。
編み機の機能とプリンターの機能は近い部分があると隊員は言うのですが、私の頭には「?」マークがたくさん浮かぶのみ。
隊員は色々と説明してくれましたが、私には理解できませんでした。

それから2年後。
ようやくプリンターを新しくすることになり、数ある候補の中から選んだのは、編み機のメーカーのものでした。
それまでのと比べて印刷速度がメッチャ速いのと、インクが全然減らないことにびっくりしています。
未だに編み機の機能とプリンターの機能の近さについては、皆目わからないままですが。

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