カラオケ

  • 2018年09月24日

カラオケは好きですか?
私は最後がいつだったか思い出せないぐらい、昔に行ったきりです。
歌が上手くない私は歌いたいという欲求はもっていませんし、カラオケ好きの友人なども多くなかったせいで、行く機会はあまりありませんでした。

そうした中で友人A子は、唯一といっていいカラオケ好き人間。
家族の誰かの誕生日には、必ずカラオケに行くそうです。
そうした場で感心して貰うため、日夜勉強しているらしく、新しい曲をよく知っています。

OL時代、取引のあった広告代理店の営業担当の女性と、カラオケの話になったことを覚えています。
接待でカラオケにしばしば行くと言っていました。
「どんな曲を歌うの?」と尋ねると、「その場にいる人が好きそうな曲」と答える、営業の鏡のような人でした。
テレサテンの「つぐない」は、幅広い年代の男性たちから評判がいいと言っていました。
また「1番は普通に日本語で歌い、2番を中国語で歌うと凄くウケるんですよ」とも語っていました。
台湾に短期留学していたことがあるそうで、でたらめではなく、ちゃんとした中国語で歌うのだとか。
元々「つぐない」は胸に沁み込んでくるようなメロディーですものね。
それに中国語バージョンを加えることで特別さが出て、場が盛り上がり彼女への評価もうなぎ上り・・・となっていたようです。

JUJUさんが歌う「つぐない」をお聞きになったことはありますか?
これも胸に沁みます。

小説を書く時必ずテーマアルバムを決めます。
これを決めないうちには一文字も書き出せないといったぐらい、私にとっては重要な要素。
「僕は金(きん)になる」の時には、JUJUさんのアルバム「スナックJUJU~夜のRequest~」を選びました。
このアルバムには「つぐない」をはじめ、至極の名曲が。
「六本木心中」「夏をあきらめて」「シルエットロマンス」「ラヴ・イズ・オー・ヴァー」「恋人よ」といった曲をJUJUさんが歌っています。
このアルバムを毎日ずっと聴きながら執筆していました。
ずっと愛されている名曲をJUJUさんが歌う。
素晴らしい歌唱力がありますからじーんときます。
小説「僕は金(きん)になる」では40年間に亘る家族を描いています。
昭和から平成にかけて時が流れます。
懐かしく、ちょっと切なくなる昔の世界観にしっくりくるのは、やはりその時代に生まれた曲。
そう考えてこのアルバムを選びました。

小説「僕は金(きん)になる」をこれから読むという方は、BGMにこのアルバムをご用意いただくと、味わいが濃くなるかもしれません。

「僕は金(きん)になる」の電子書籍版が配信されます。
開始日は9月28日です。
紙ではなく電子書籍派の方は、こちらもご検討ください。


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