たくさんのスポーツ

  • 2019年02月28日

サッカーJリーグが開幕しました。
この時期はどうしましょうと思うほど忙しい。
Jリーグの試合はチェックしたいし、テニスも観ておきたい。
それにシーズン終盤とはいえ、まだまだフィギュアスケートも楽しみだし、スピードスケートの方でも日本選手を応援したい。
今年は更にラグビーも勉強しておいた方がよさそうだし、バスケットボールでも日本選手たちが頑張ってるようだし・・・。

1日24時間じゃ全然足りない。
というぐらい面白そうなスポーツがたくさんあって、困ってしまいます。

なぜこれほどスポーツが好きか、選手たちを応援したくなるのかといえば、頑張ってる人が好きだから。

頑張ってる人はスポーツの世界だけではなく、そこら中にいます。
台車を走りながら押す宅配便のお兄さん。
よその店とは違うという焼き方へのこだわりについて熱弁をふるう、焼き鳥屋のお兄さん。
「お待たせしました」と乗り込む客一人ひとりに声掛けをする、バスの運転手さん。
電車内で泣き出した赤ちゃんを、あの手この手で宥めようとするお母さん。
皆頑張っています。
そしてそういう人が大好きです。

以前私の書いた小説には、いつも戦っている人が登場すると指摘されたことがあります。
それは文芸評論家の方からでした。
そう指摘されて初めて「あ、そうかも」と気付きました。
自分では無意識でしたが、そう言われてみれば、私の小説の中に登場するのは、なにかと戦っている人たちばかりでした。
現状に不満があったり、自分は正しく評価されていないと感じていたり、夢が叶わなかったり・・・そんな人が、もがきながらもなんとかしようと前に進む姿に、光を当てたいと思っていたからかもしれません。

新刊「オーディションから逃げられない」の主人公、展子もそうです。
思うようにいかない中であっても、一生懸命頑張る女性です。
予想外の事態に巻き込まれて、人生を大きく軌道修正することになっても、その新たな場所で精一杯努力をしてみようと思う女性でもあります。
自分で生み出しておいて変な話なんですが、この展子からは私自身もパワーを貰いました。
小説の中の登場人物はすべて私が生み出したものですが、書いているうちに、それぞれが人格をもっていき、勝手に動き回ります。
そうして私は「登場人物の一番近くで見ている人」といった立ち位置になっていきます。
展子の頑張りやもがきを、とても近くから見てきた私としては、彼女を応援しますし、また彼女からいろんなことを教わるのです。
そんな感覚ですから「オーディションから逃げられない」を書き終えた時には、展子と知り合えて良かったなぁといった気持ちになりました。

「オーディションから逃げられない」を読了された方は、どんな気持ちになったのでしょうか?

また耳鼻咽喉科へ

  • 2019年02月25日

喉が腫れて、また声を出しにくくなってしまいました。
ついこの間耳鼻咽喉科に行き、1週間の投薬によって、よくなったと思った矢先の出来事。

前回喉が腫れたためにキャンセルしたデンタルクリニックに、再予約をした直後のことでした。
何回予約をキャンセルしたら、デンタルクリニックのブラックリストに載るのだろうかと考えます。

取り敢えず前回とは違う耳鼻咽喉科を探すことに。
自宅近くに耳鼻咽喉科があるらしいことを、病院情報サイトで発見するも、どうもそこは公式HPがない様子。
今時?
不安が募ります。
が、とにかく家からすぐというところに惹かれて、行ってみることに。

待合室には5、6人の患者さんたちが。
どうやらそこそこ流行っている模様。

鼻からスコープを入れられ、喉を調べられました。
その結果、ドクターからは乾燥が原因でしょうと言われました。
寝る時にはマスクをし、1日2回家庭用の吸入器を使用し、自宅の加湿器を1日中フル稼働させている私に「乾燥」と言う?
これ以上どうすりゃいいのよとぶつぶつ言いながら帰宅し、すぐにネットで加湿器を検索。
そして手に入れたのがこちら。

狭い家なのに、もう1台加湿器を投入することに致しました。
これで喉や鼻の調子が悪くならないといいのですが。

小説の中に家電製品を登場させる時には慎重に考えます。
その時代にそれが普及しているか、それを登場人物が使っていることに違和感がないかどうかといったことを検討するのです。
例えば加湿器。
30年前のシーンに登場させるのは不自然です。
30年前に加湿器という存在を私は知りませんでした。
すでに発売されていたのかもしれませんが、庶民の身近にはありませんでした。
だから30年前の住まいの描写をする場面に、加湿器は入れません。
これは小説のストーリーとは全く関係ないところですが、こうした細部にも心を配って、違和感をもたれないように作っていきます。

新刊「オーディションから逃げられない」は、主人公展子を中心に、人生の長い期間に光を当てた物語なので、同じ自宅のシーンでも、そこにあるものは変化していきます。
そうした点を配慮しながら書きましたが、あくまでも家電製品は脇役なので、するっと読み飛ばされてしまうでしょう。
そうわかっていますが、あなどれない部分でもあるのです。
どなたかが「美は細部に宿る」と仰っていましたが、小説でも同じようなことが言えるように思います。
「細部をきっちりさせておくことで、物語は立体的になる」とでも言いましょうか。
新刊「オーディションから逃げられない」が、ちゃんと立体的になっているといいのですが。

服のレンタル

  • 2019年02月21日

定額で服を貸してくれるサービスができた。
と聞いた時、その月額料金がそこそこのものだったこともあり、さて、そのサービスはウケるのかしら? と疑問に思いました。

その後そのサービスを利用する会員数はどんどん増えて、複数の企業も参入し、活況を呈しているといったニュースを聞きました。
私の予想は外れ、たくさんの方が利用しているようですね。

私の場合Tシャツなどを除き、ほぼほとんどの服を直さなくてはなりません。
既製服のサイズと身体が合わないのです。
平たく言うと背が低くて手足が極端に短い。
長袖のブラウスなんかだと、手のほとんどが隠れちゃう。
なので袖の長さをカット。
パンツの場合はもっと大変。
まず丈をカット。
更に太腿がとても太いので、太腿周辺を広くして貰う。
服のリフォーム店にお願いする時はいつも「限界ギリギリまで広げてください」と言う。
それ、デザイン変わっちゃってない?
といったツッコミもあろうかと思います。
その通り。
こんな私には服の定額レンタルサービスはむいていませんね。

小説の中で登場人物たちの服装や持ち物をどうするか、またどの程度描くかといったことはとても重要です。
読者にとっては、登場人物がどういった人物なのかを想像する足掛かりとなる情報です。
でもあまり詳細に書き過ぎてもダメだと私は思っています。
それは想像する楽しみを読者から奪ってしまうから。

新刊「オーディションから逃げられない」の中では、3姉妹が持っているバッグの違いを描きました。
どういうバッグを持っているか、またそれはどういった理由からなのか。
この違いを描くことで、3姉妹の個性の違いをはっきり表現したいと考えました。
どうでしょう。
読者の皆さんが3姉妹を想像した時、この情報は役に立ったでしょうか?
そのシーンは後半なので、すでに頭の中に出来上がっていた登場人物像を補強するといった程度だったかもしれません。
例えそうだったとしても、読者の皆さんの頭の中にある映像をクリアにするのに、貢献できていたのなら嬉しいのですが。

棚卸しを

  • 2019年02月18日

新刊「オーディションから逃げられない」は読んでいただけましたか?

書き終えるまでに掛かった期間は、予想よりも大幅にオーバーしました。
今作品だけでなくこうした事態は続いています。
何故なのか?
執筆に四苦八苦して手が止まってしまったといった自覚はない。
実感としてあるのは、執筆に割く時間をなかなか確保できなくて、ジリジリしているというもの。
結構あるんです、執筆以外のなんやかんやって。

メールに返信したり、打ち合わせしたり、取材させていただいたり、逆に取材を受けたり・・・といったあれこれの他にも、1人でやっているので、経費をまとめて税理士に送ったり、HPを更新するために中身を作って、制作会社に発注したりといったこともする必要が。

一日を終える時「あー、なんか今日も執筆あんまりできなかったなぁ」といったモヤモヤ感が残ります。

これでいいのか?
なにもしなければずっとこのままだぞと、自分に問いかけ「時間の棚卸し」をしようと決意しました。

一日は誰しも24時間。
この24時間をどう使うかは自由。
まずこれまでの時間の使い方を紙に書き出してみて、現状を把握。
そして執筆時間を最大限確保するため、なにを捨てられるか、つまり諦めるかを考えます。
睡眠時間を削ろうか、映画を観る時間を減らそうか、まずい、これだと読書の時間が無くなってしまう・・・などと時間の遣り繰りを試行錯誤。
この「時間の棚卸し」のいいところは、これからの自分にとってなにが大切か、そうじゃないかを考える機会になる点。

そして執筆タイムをこれまでよりも大幅に長く取る時間割にしました。
また事務仕事に割く時間も用意。
こうするために睡眠時間を減らし、無駄と判断したものを予定から削除しました。
こうして新たに立てた時間割に沿って実際過ごしてみると・・・これは無理とか、これはもっと短縮できるといった発見などもあり、そうしたことも踏まえて時間割をブラッシュアップ。

新たな時間割でしばらく過ごしてみたところ、執筆時間をかなりしっかりと確保したため、その出来はさておき、毎日「書いた」といった満足感を得ることができるようになりました。
その満足感はとても心を落ち着かせてくれます。

かなりぎゅうぎゅう詰めのスケジュールになっているので、これを続けられるかどうかはわかりませんが、ひとまず頑張ってみようと思っています。

今回執筆時間をしっかり確保してみて、改めて気付いたのは「私は小説を書いている時が一番幸せなんだな」ということでした。

この時間の棚卸しは皆さんにもお勧めです。
今、皆さんはそれぞれに時間の遣り繰りをされていると思いますが、改めて棚卸しをしてみると、自分にとってなにが大切か、不要かを点検することができますよ。

あ、そうそう。
新刊「オーディションから逃げられない」を読む時間はしっかり確保して、削除しないでくださいね。

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