腕時計

  • 2019年05月06日

最近、腕時計をしていますか?

小説の中では、腕時計から様々な力を借りてきました。
登場人物たちの腕には多くの場合、時計が。
このため会話をしながら腕時計で時間を確認する、といったシーンが生まれます。

こうした一時的な行動だけではなく、設定の中に組み込んだケースも。
小説「ハタラクオトメ」の主人公のごっつぁんは、腕時計メーカーのOL。
また小説「総選挙ホテル」では、ホテルマンは、客よりもいい腕時計をしてはいけないという暗黙のルールがあり、これを守らせるための秘策が。
それは、従業員に会社が腕時計を支給するというもの。

このように小説で大活躍の腕時計なのですが、私はどうなのかというと・・・金属アレルギーが判明してからは、装着しなくなりました。
金属アレルギーの人向けのものも売られていますが、デザインがかなり限られていることと、価格が希望の範囲外であることが多く、購入にまで至っていません。

それじゃ、時間を知りたくなったらどうするかというと・・・スマホで確認するように。
これ、結構メンドー。
バッグからスマホを取り出しスイッチを押す。
たったこれだけのことがメンドー。

そこでリーズナブルな価格の腕時計を購入し、バッグの持ち手に括り付けるように。
時間を知りたくなったら、バッグの持ち手に付けた腕時計で確認。
1つの動作で済むので、楽ちんだわと喜んでいたのですが。

しょっちゅう電池切れを起こす。
え? また?
と驚くぐらい電池が切れる。
今、時間が知りたいという、腕時計の本領を発揮して欲しい時に限って止まっている。
やがてバッグに腕時計を付けなくなっていく。
そして現在は、スマホで時間を確認する元のスタイルに。

友人A子はお洒落さん。
いつもA子自身の魅力を引き立てる服を身に付けています。
そんなA子ですから、腕時計もその日のコーディネートに合わせたものをセレクト。
先日も素敵な腕時計をしていたので褒めると、アンティークショップで買ったと言います。
手巻きのそれは文字盤がかなり小さい。
「その小ささでよく時間がわかるね」と私が言うと、「老眼だから全然時間はわからない」とA子。
ん? という顔を私がしていると「バングルの感覚でつけているので、時間を教えて貰おうと思ってないから」と発言。

お洒落さんの発想って凄い。
腕時計から時間を教えて貰おうと思わないって・・・。
腕時計からしたら人格を、いや、時計格を全否定されたようなもんじゃないでしょうか。
それとも第二の人生を歩ませてくれたA子に、感謝しているのでしょうか。


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