車内販売を

  • 2019年06月03日

北陸新幹線「かがやき」と「はくたか」では、7月1日から弁当の車内販売を止めるという。
なんか、寂しい。
新幹線にしょっちゅう乗っているといったヘビーユーザーでもない癖に、車内で弁当を買えなくなることに、反対票を投じたくなる。

これを報じた記事をよく読んでみると・・・車内販売を中止するのは弁当、サンドイッチ、デザート、土産物、雑貨とある。
そして今後はソフトドリンク、菓子、アルコール類、つまみのみの販売になると書かれている。
ん?
どうやら車内販売自体を止めるんじゃなくて、扱う種類を減らすってことのようです。
駅やコンビニで弁当を買って乗り込む人が増えて、車内であまり売れなくなったことが理由だとか。

私が是非ともお願いしたいのは、「かがやき」と「はくたか」の車内で弁当を売っていないことの告知。

昔、東京へ戻るため新幹線に乗った時のことです。
お腹はペコペコでした。
同行の三人も「お腹空いた」と連呼していました。
が、発車まであまり時間がない。
車内で弁当を買えばいいよね、と考えた私たちはそのまま乗車。
まだかな、まだかなと、首を伸ばして車内販売が来るのを待つ。
そして「来た」と誰かが言えば、別の1人が立ち上がり「はい」と挙手して、車内販売員にアピール。
そしてバッグから財布を取り出して、買う気満々でカートが来るのを待つ。
ところが。
弁当は売り切れていた。
スナック菓子もつまみもないという。
絶句する私たちに販売員はすまなさそうな顔で、滅多にないことなんですがと言う。

オレンジジュースが1本だけあったので、それを買い皆で分け合って飲みましたが、そんなもので腹が満たされる訳もなく。
どっちかというとオレンジジュースが入ったことで、胃が刺激されてしまったのか、飲む前より空腹感が増してしまった印象さえある。
「お腹空いたと言うのは禁止ね」と俄かルールを作り、皆で空腹を耐えることに。
車窓の景色を眺めるのですが、頭に浮かぶのは食べ物のことばかり。
鉄塔は串揚げに、電線は蕎麦に、ビルは食パンを思い起こすきっかけとなってしまう。
自分を励まし、仲間を励まし、なんとか空腹を凌いで東京駅に到着。
駅ビルのファストフード店に駆け込み、ハンバーガーを貪ったことを、はっきりと覚えています。

私たちのように悲惨な目に遭う人がいなくなるよう、ホームで「〇時△分到着予定の新幹線かがやきでは、弁当の車内販売はございませんのでご注意ください」といったアナウンスをしてあげて欲しい。
出来ることならみどりの窓口でも「弁当の車内販売はありませんから、必要ならご自分で買ってからご乗車ください」と言ってあげて欲しい。
チケットに「*弁当の車内販売はありません」と1行入れるのは大変ですか?

と、やり過ぎといってもいい対応を望んでしまうのは、私が経験者だから。
買えると思っていた弁当が、車内で買えないと知った時のショックは、筆舌に尽くし難し。
空腹を抱えての数時間が永遠に思えるのです。
だから全力で告知して欲しいと思うのです。


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