最新の化粧品は

  • 2019年07月11日

その日の肌の状態や天気に合わせて、その日に最適なスキンケア剤がマシンから出て来る。
なんだかSF小説の中の1シーンのようです。
ところが、これは実際に日本の化粧品メーカーが始めたことだとか。

なんでも肌の写真をスマホで毎日撮影。
それをどこぞに送信すると、その日に必要なスキンケア剤のデータが、自宅の専用マシンに送られる。
そのマシンに手を突っ込むと、スキンケア剤が出て来るという流れらしい。
利用料は月額1万円の定額制。
すっげー。
詳細はよくわからないけれど、すっげーですね。

ただ疑問はたくさん浮かぶ。
肌の状態は写真を送信することで、どこかの誰かに判断されるようなのですが、顔の中でも状態が違う場合はどうするのか?
頬はいつも通りだけれど、口の横に吹き出物が出来てしまった・・・なんてことはしばしばある。
顔の全部が同じ状態って訳じゃない。
荒れている場所の写真を撮るってことでいいのでしょうか?

またマシンにセットするのは5種類のスキンケア剤で、要は肌の状態に合わせて、毎回この配合率が違うものが出て来るのですが、配合の比率の差だけで、すべての肌をカバーできるのかといった疑問も。

更に今日の予定は鑑みてくれるのかといった点も気になります。
今日は1日外にいる予定なのか、それともずっと家にいるのかといった違いによって、紫外線を防御するものの量に影響を与えると思えるのですが、そういった情報も併せて送信するのでしょうか。
だとすると、1日のスケジュール予定を提出しなくてはいけないのか。
入力がメンドーそうですが、スケジュール管理のアプリと、連動するようになっているとか?
そのうちに家族の誰よりも今日の私のことを知っているのは、このマシンってなことになりそうな。

やがて朝は洗面所でマシンと会話するのが、日常の光景になっていくのかも。
「おはようございます」
「おはよう」
「今日の予定は『海に、行く』でよろしいですか?」
「キャンセル。海にはいかない」
「『海に、行かない』でよろしいですか?」
「はい」
「今日は天気がいいですが『海に、行かない』でよろしいですか?」
「だから、はいって言ってるでしょ。彼と喧嘩したの。だから行かないの」
「『海に、行かない』でよろしいですか?」
「しつこいっ」
なんて、朝からマシンに八つ当たりする風景が見られたりして。


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