単行本「週末は家族」の発売

  • 2012年01月02日

2012年が始まりました。

お正月の時期、自宅界隈は、とても静かになります。
近隣の方たちは、実家に戻られているのか、それとも、海外旅行にでも、行かれているのでしょうか。人の姿を滅多に見かけなくなります。
しんと静まり返った中で、1人、執筆をしていると、時間が止まったかのような錯覚に陥ります。
ふと、執筆の手を止めて、思うのは、昨年、大変な思いをされた多くの方たちのこと。
そうした皆さんが、それぞれの夢に向かって、歩みだせる年になりますようにと、祈っています。

新年早々、新刊のご案内です。
1月4日に、朝日新聞出版さんから「週末は家族」が発売されます。
一部の書店さんなどでは、昨年年末に、並び始めたところもあったようなので、すでに読んだという方もいらっしゃるかもしれません。
爽やかで、物語性のある雰囲気の装丁にしていただきました。

週末里親という制度があるということを、初めて知ったのは、新聞記事からでした。
調べてみると、呼び名はそれぞれ違いますが、各地方自治体に、似たような制度が存在していました。
第一印象は、なかなか難しい制度だなというものでした。
ですが、時間が経つうちに、考え方が少しずつ、変わっていきました。
制度が完璧ではなくても、そこに、子どもの幸せな時間が生まれる可能性があるなら、その希望に賭けてみたい、という思いになっていったのです。

昨年の震災で、家族、仲間、大切な人・・・そういった人たちの存在の大きさに、改めて気付かされたという方は、多いのではないでしょうか。
「週末は家族」は、3人の物語です。
それぞれが、互いの存在の大きさを意識し、普通とはちょっと違う形での繋がりを模索します。
彼らの物語に、耳を傾けていただけたら、とても嬉しいです。

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