バングルを

  • 2015年03月16日

ネットでバングルを購入しました。
土台はプラスティック。
円周は小さめで、腕を通すことはできないぐらいの輪のサイズなので、どこかにホックがあり、外せるはず。
それらしき箇所は2つあります。
爪で引っ掛けてみたり、左右に引っ張ってみたり・・・。
が、外れない。
もしかしたらこのままするのか? と考え、手をぎゅっと細長く縮こまらせて輪の中に入れようとトライしてみますが、無理。
どちらかというと手は小さい方なので、私が無理ってことは、やはりこのホックらしきところをどうにかするっぽい。
が、ドジで不器用な私のこと、あれこれ弄っているうちに、壊してしまって泣くというオチになりかねません。
ここは早々に問い合わせをしようと、買ったネットショップにメール。
そこはアクセサリーブランドの公式HP内でのオンラインショップ。
実はそこで以前買ったネックレスも同様に、ホックがちょいと凝っていて、どう扱ったらいいかわからず、問い合わせをしたことがありました。
そこで、バングルのホックの外し方を尋ねるついでに、以前も同じようなことがあったので、HP内に金具の取り外し方の解説を載せておいてくれると、いちいち問い合わせをしなくて済むんですけどとのコメントを入れておきました。
akusesari-
前回同様すぐに返信メールが届きました。
そこに書いてあったやり方の通りに、長方形のホックの下の部分だけをちょっと押すと、くいっとホックが持ち上がり、あっという間に外すことができました。
わかり易いメールの文章には、ちょっと感動を覚えるほど。
また、公式HPは本社のあるオーストリアで作っていて、日本支社で自由にすることができないのだが、そうした意見は本社に伝えますといった文面もありました。

それから1年ほどして、このHPからネックレスを購入。
届いた品のホックを見ると・・・出たっ。
またちょっとフツーじゃない。
と、ケースの中に紙が入っているのに気が付きました。
広げてみると・・・ホックの外し方と付け方の解説書で、イラストまで付いていてとってもわかり易い。
解説文はいくつもの言語で書かれていて、その中には日本語も。
その日本語は正しくはなく、頑張ってる感じは伝わってくる程度のものですが、イラストが付いているのでまったく問題なし。

私のような問い合わせが各国で多かったのでしょうか。
そのブランドは値段がお手頃で、素敵なデザインが多く好きでしたが、熱烈なファンというほどではありませんでした。
ですが今回の件は、なんだかまるで、私の意見が採用されたかのようなタイミングだったので「いいブランドだ」と好印象を覚えたのでした。

あの日

  • 2015年03月12日

あの日感じた恐怖。
そして無力感。
生涯忘れることはないでしょう。

未だに先の見えない暮らしを強いられている人たちがたくさんいることが、なんとももどかしいです。

物語なんか吹き飛ばすほどの、現実の破壊力を目の当たりにして、しばらく執筆ができませんでした。
ただ呆然としているだけの日々を過ごしていた時、自分にできることをしていくしかないのだと思うようになったのは、なにがきっかけだったのかよくわかりません。

あの日から1ヵ月ほど経った頃、テレビを見ていたら、街頭インタビューの映像が流れてきました。
アダルティーな女性は、友人と食事をしに行くところだと答えています。
そして、こう続けました。
「震災があってから、恐怖感もあって家に引きこもっていたけれど、もしかしたら今日この生活が終わってしまうかもしれないんだと思ったら、毎日を精一杯楽しまなくちゃ勿体ないし、申し訳ないような気になったのよ」と。
inntabyu-
その言葉を聞き、それが正解にとても近いのではないかと思いました。
ある日突然やってくる「終わり」を怖がるのではなく、だから精一杯今を生きるというのが。
備えたり、想定したりといったことは十二分にしておくのは勿論、一瞬一瞬を大切に過ごしていくのが、生まれた者の使命のような気がします。

でも、これ意外と難しい。
ふと気が付くと、ぐだぐだと時間を浪費していたりする。
今日なにしたっけな? と首を捻っても思い出せないような日もあったり。
毎日を丁寧に生きていく――結構な努力をしないとできないことかもしれませんね。

カーナビ

  • 2015年03月09日

タクシーにカーナビが付いているのは当たり前。
といった状態になりましたね。
カーナビを導入しているタクシーの率は、100%といってもいいのではないでしょうか。
kiironotakusi-
ちょっと前なら「〇〇の裏に行きたいので、△△通りを行ってください」なんて言っていたのに、今では「□□区××町◆―◎―☆までお願いします」と住所を伝えればOK。
なんて楽チンなんでしょう。
が、指定した場所の前まで連れて行ってくれるかというと、そうはいかない。
やがて、カーナビから聞こえてくるのです。
「この近くです」
というアナウンスが。
そりゃあそうだろう。近いんだろうさ。だからって、後はあんたらで探せよって態度はどうかと思うんですが。
そのうち運転手さんが「このあたりのようなんですが」と言ってくる。
「それ、カーナビから今、聞いたから」と、こっちはツッコミたいところです。
何度か行ったところなら、その道の先だな、でも車は入れないから、ここで降りようなんて判断ができますが、初めての場所だとどうしたらいいのかわからない。
運転手さんは明らかに、とっとと私を降ろしたがっています。
が、私は降りたくない。
変なところで降りてしまえば、その辺りを彷徨うはめになるのは目に見えている。
だからその場所がわかるまでは、梃でも降りてやらないぞぐらいの意気込みです。

カーナビが登場してどれくらいになるのでしょう。
結構な時間があったと思うのですが、その間、この最後のツメの甘さがまったく解消されていないってのはどうしてなんでしょう。
最後の精度を上げるのは、そんなに難しいのでしょうか?

新刊「僕とおじさんの朝ごはん」には、方向音痴の女性が登場します。
おじさんの母親が、地図を読めないタイプの人なのです。
タクシーに乗り、夫と息子が待つ店へ向かうのですが、運転手さんにこの辺りだと言われてしまいます。
が、初めて行く店なので、どこだかわかりません。
ですが、私とは違って「この母親はぐるりと一周してみるわ」と言って、すぐにタクシーを降ります。
迷うこと自体を楽しめる人なのです。
これに対して夫は、目的地には最短時間で到着しようとするタイプ。
そして何度教えても地図を読めるようにならない嫁を不思議がります。
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登場シーンが多くない脇役を描く時、どういうエピソードを選ぶかがキモになります。
あまり特異なエピソードではなく、日常生活の中での出来事で、その人物を表現できるような場面を模索します。
身近なシーンであればあるほど、登場人物が立体的になるように思うからです。
この「僕とおじさんの朝ごはん」で、この作戦は成功しているでしょうか?
興味をもたれた方は、ご一読を。

充電器が

  • 2015年03月05日

スマホの充電器がこんなことになってしまいました。
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コードを覆うフィルムのようなものが裂けてしまい、中の電線らしきものがモロ見え状態に。
充電自体はできています。
使えてはいますが、使っちゃいけない感じがぷんぷんです。
どうすればいいのか。
買えばいいのか。
ってことで、スマホを買った会社のHPにアクセス。
自分のスマホの品番で検索し、出てきたのは2種類。
充電アダプタというようです。
が、この2種類の違いがわからない。
発送する時の状態の写真のせいかちまっとしていて、ほぼ同じ見た目だし、説明文を読んだらさらに違いは闇の中。
どちらかを選び、届いたら違ったなんてオチを、何百回と経験してきた私としては、どうすべきかは自ずとわかります。
「どちらにしようかな、なのなのな」で、指が止まった方ではない方を買うべきでしょう。
いや、ここは潔く両方買っちゃうか。
なんて恐ろしい考えも浮かんできます。

そんな時ふと浮かんだのは、今使っているスマホを購入した日のこと。
ショップで携帯電話からスマホへとスイッチすることになり、スタッフがなんちゃらかんちゃらと笑顔で説明をしてくれました。
大変感じはいいのですが、言ってる内容の半分も理解できない。
が「あなたの言っていることは、わかりません」と言うのも失礼な気がするし、理解するまで店を出られないということになるのも困るしとの理由から、ふんふんと、まるですっかり理解しているといった演技をしていました。
その時「今までお使いになっていた充電器はお持ちですか?」と聞かれ、バッグから取り出すと、なにやらそれにカチャッと黒いモノを装着し、これで今まで通り充電器としてお使いいただけますので・・・と言われたような気が。
改めて危険な状態の充電器を見てみると・・・スマホからコードが伸び、それが一旦黒い四角いモノに接続していて、その黒いモノからまたコードが伸びていて、それをコンセントに差し込むという案配になっています。
この黒いモノは大事に違いないとの結論に。
で、今一度HPの2種類の充電アダプタの画像をチェックしてみると・・・1つには黒いモノがあり、1つには黒いモノがない。
おおっ。
この私が、買う前に違いに気が付くとは。
偉業を成し遂げたかのような満足感が胸をいっぱいにします。

黒いモノがある方を、たまっていたポイントで購入すると、翌日には手元に。
早速スマホに接続してみると・・・大成功。
無事充電を完遂。
清々しい気持ちでこの件を友人に話すと「レベル低っ」と驚かれてしまいました。
こんな程度のレベルですが、なにか?

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