験担ぎ

  • 2016年04月21日

験担ぎをするのはスポーツ選手だけではないようで。
様々な験担ぎをする友人もちらほら。
「日曜日には爪を切らない」という験担ぎをする友人がいます。
なんでも日曜日に爪を切ったら、よくないことが起こったそうで。
それはどんなよくないことだったのかと尋ねると、「それは覚えていない」とのこと。
あまりに昔で、一体自分にどんなよくないことが起こったのかは覚えてはいないが、日曜日に爪を切らないと決め、それを20年ぐらい守り続けていると言います。
saihu
財布を毎年春に買い替える友人もいます。
ただの飽き性ではなく、ほかのモノは何年も大事に使うのですが、財布だけは年に1度買い替えた方がいいと、どこかで誰かが言っていたそうで、それを信じているそうです。
この「春」は「張る」と掛けてあって、財布にお札が大量に入った状態の「張る」ようになるよう「春」に買うといいとの根拠になっているそうで。
シャレかい。
とのツッコミがあろうかと思います。
当然私もツッコミましたが、真面目な顔で「そうそう、シャレ」と頷く友人がちょっと心配になりました。

カルガモの親子がどこかの通りを渡り、無事に池に到着できるかが話題になったことがありました。
同僚の男性が、無事に渡れる日まで肉断ちをしているとの噂を耳にした時の、私の驚きったら。
それは験担ぎの範囲なのかとの疑問もあろうかとは思いますが。
その男性に「どうして肉断ちを?」と聞くと、「僕が肉を食べないと、いつも幸せなことが起こるから」と回答が。
ん?
「じゃあ、ベジタリアンなんですか?」と重ねて尋ねると、「いや、肉は好きでよく食べる」と言うので、「幸せになるとわかっているのに、肉を止められないんですか?」と確認すると、「そうなんだよね」と彼は答えました。
でもカルガモの親子のためには肉断ちができるそうで。
もうなにがなんだか。
験担ぎってそもそもなんだっけと、考えさせられました。

そういう私はどんな験担ぎがあるかというと・・・ない。
ちっちゃいことならあるんじゃなかろうかと必死で考えてみましたが、見当たりません。
自分で決めた験担ぎに振り回されている様子の人を見ると、大変だなぁと思いますが、そうしたものがないというのも、なんだか人生の可笑しさを味わっていないようで寂しい気もします。

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