ビーチで

  • 2017年07月06日

友人が一足早く夏休みを取ったそうです。
仮にA子としておきましょう。
A子はダンナと二人っきりで南の島へ旅行に行ったとか。
今年が結婚20年目であったため、記念の旅にしようとの考えがあったそうで。
実際はもう子どもたちが一緒に行動してくれないとの理由もあったようですが。

ダンナと二人っきりの旅。
「1日が長いのなんのって、話すことなんてないからさ」とA子は言いました。
結婚して20年ともなると別に改まって話すこともなく、しーんとしているばかりだったとか。
浜辺で美しい夕陽を眺めて「綺麗だね」と言いかけて隣へ目を向ければ、ダンナはスマホをいじっている。
そこで言いかけていた言葉を引っ込めて「スマホがあって良かったね」と声をかけると、「うん」と素直に頷くダンナ。

A子はふとダンナが定年退職する日を想像し、暗澹たる思いに襲われたそうです。
共通の趣味を見つけよう。
そうA子は決心し趣味探しを始めたようで。

ところがこの共通の趣味探しは難航します。
A子はテレビドラマが好きだが、ダンナはテレビドラマを見始めると5分で寝る。
ダンナは朝酒が好きだが、A子は下戸。
A子はショッピングが好きだが、ダンナは「そこで待ってるよ」とベンチを指差す。

といった具合で、まだ共通の趣味を見つけられていないそうです。
が、ダンナが定年退職するまであと10年ほどあるので、その間に見つけるべく気長に探し続けると宣言していました。
夫婦共通の趣味と、それぞれの趣味と両方あるのが理想でしょうかね。

B子のダンナは定年退職まで後3年ぐらいだそうで、こちらもその日に向けて準備していると言います。
「どんな準備?」と尋ねると・・・ダンナに料理の趣味をもたせたら自分が楽になるだろうと考え、週末にダンナが作ったカレーライスを、褒めちぎるところから始めたそうです。
「うわっ、なにこれ。美味しい。パパ天才」などと褒め倒したところ、ダンナはすっかりその気になったとか。
今では週末はダンナが作ってくれるようになったらしい。
が、主婦の料理とは違ってダンナの料理はあくまでも趣味として追及していくので、聞いたこともない高額の調味料を買ったり、味の差を知るために同じ料理を4種類作ったりと無駄が多い。
B子はその無駄が気になってしょうがないのですが、ここであれこれ言うとへそを曲げてしまいかねないため、ぐっと堪えているそうです。

趣味との付き合い方も色々ですね。

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