フリマの挑戦

  • 2019年04月01日

スマホがもっている能力が「100」だとすると、私はそのうちの「1」ぐらいしか使っていない。
というか、使えない。
こんな私がスマホを使って、フリマアプリでバッグを出品しよう思い立つ。

ブランドバッグをネットショップで買ったのですが、いつも持ち歩く品を詰め込んでみたら入りきらなかったため、持ち歩く量を減らさなくてはいけないことが発覚。
そのまま放置していました。
これを売ろうと企んだのです。

まずそのフリマで同モデルがいくらで売られているかを調べ、他が付けているのより2千円安い価格を設定。
スマホでバッグの写真を撮り、品物のサイズなどを書き込んでアップ。
ここまでで疲労困憊。
スマホで文字を入力するというのに慣れていないため、何度も打ち間違えて遣り直しをするので、自分に苛ついてすっかり疲れてしまいました。

10分ほど経った頃、聞き慣れない音がスマホから。
見てみると私にメッセージが来ている模様。
どこで買ったのか、価格を下げてくれないかといった、質問と要望でした。
で、困る。
どうしたら返事ができるのかがわからない。
Q&Aで検索するも、そこで躓いている人はいないのか、質問には回答しましょうといった倫理に関するアドバイスしか出てこず、返信の仕方といった技術的な面については、なにも書かれていない。
あっちゃこっちゃ触っているうちに、画面が突然、文字を入力できるっぽい状態に変わる。
もしかして、ここ?
取り敢えず返事の文章を入力してみたら、その端っこに紙飛行機のようなアイコンを見つける。
これか? と恐る恐るぽちっとしてみる。
これが正解だったみたいで、画面に私の返信文がアップされる。
前途多難っぷりがハンパない。

ほっとしたのも束の間、すぐにまた聞き慣れない音がスマホから。
今度はさっきより早く返信するぞ、と思いながら覗いてみると・・・さっきの質問者とは別の人がお買い上げ。
返信にもたついている間に売買が成立していたのでした。

その後も「梱包ってどうしたら」「何回宅配便の集荷依頼ボタンを押しても、発送状番号なんて出てこないんですけど」などという不安な出来事に何度も遭遇。
その度に、私のフリマアプリへの参戦は100年早かったと後悔。

本当に買った人にバッグは届くのだろうかといった疑問を抱えること2日間。
無事に届いたようで、受け取った知らせがスマホに届く。
少し嬉しい。
初めてプールの端から端まで泳ぎ切れた時のような達成感。

駅から自宅までの途中にスマホショップがあります。
そこでは教室が開かれているようで、窓ガラス越しに、アダルティな方たちがスマホを片手に勉強する姿が見られます。
今回の一件で調子に乗った私は、もっとスマホを使いこなすべく、その教室への参加を考えるようになりました。

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