新元号

  • 2019年04月04日

新元号が「令和」になりましたね。
世間の皆様がこれほどまでに新元号に関心があったとは、思っていませんでした。
メディアを通して、全国各地がお祭り騒ぎになっている様子を知りました。

たまたま病院の待合室で4時間待たされるという苦行の日が、新元号の発表の日。
待合室にあったテレビを延々と見続けたせいで、そんな風に感じたのかもしれませんが。

テレビからは制作者側の苦労が滲み出ていました。
お土産店や、ハンコメーカーなどが、新元号発表と同時に、いち早く新商品を作ろうと奮闘するシーンをカメラは映し続ける。
それ、興味ありません。
そんなことは制作者側だって百も承知でしょう。
でもなにか流し続けなくてはならない。
新元号は「令和」だそうです。以上。
だけじゃ、やっぱりダメなんでしょうね。
だからといって、深く広げるには限界がある。
それでワサワサしている人たちを映像に収めて、送ってくるのでしょう。
お疲れ様です。

将棋の藤井七段が新記録を樹立するかどうかの大事な対局の日も、そうでしたよね。
対局がどういった勝負になっているのかといったことや、形勢分析などをしたのは、将棋の専門メディアだけで、一般のメディアが流してきたのは出前のメニュー。
それ、興味ありません。
これだって制作者側は百も承知でしょう。
まったく知識のない人たちに、将棋のルールを大まかに説明し、途中経過を解説するというのは、難しいという判断だったのでしょうか。

でも比較的マイナーなスポーツだと、ざっくりとルール説明をして、その試合がどういった展開だったのかといった話をした上で、日本人選手がどんな風に好成績を上げたのかといった情報を、とても上手に処理して視聴者に提供してくれます。
この手法は将棋では無理なんでしょうか。
制作者の皆さん、頑張って。

新元号がらみで一番驚いた映像は、号外を手に入れようと大勢の人が群がっているものでした。
今の時代でも、号外というアナログな伝達方法を取るんだという驚きだけでなく、それを配布するのに、スタッフが手渡しという昔ながらの手法を選択したという驚きの上に、手に入れたいと思う人たちが物凄く多いという事実に、三重の驚きでした。

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