永遠の愛

  • 2020年03月23日

「世間は不倫に厳しいのぉ」と最近感じます。
夫婦には、その夫婦特有の関係性があって、それが世間の尺度とはちょっと違っていても、当人たちが納得していれば、それでいいと思います。
どちらかがなにかをしでかしたとして、その人を罰するなり、許すなりしてもいいのはパートナーであって、世間ではない。
まったく関係ない他人が、あーだこーだ言うのはどうなのよ、といった気持ちになります。

不倫は古の時代からありますが、ここまで他人から罰せられるようになったのは、いつの頃からでしょうか。
メディアなどで活躍している人ともなると、写真に撮られたり、過去に出した手紙やSNSなどでの発言をチェックされたりしてしまうようで、大変だなぁとも思います。

知人のA男は当時50代。
長く連れ添った奥さんと、とても仲が良さそうでした。
現役を引退した後は、夫婦で小さな喫茶店を開くのが夢だと言っていました。
ご一緒する仕事がなくなりA男とはご無沙汰していたところ、数年後に突然のメールが。
結婚披露パーティーをするので、是非参加してくださいといった内容。
ん?
誰の結婚披露?
もう一度文章をよく読んでみると・・・新郎のところにA男の名前があり、新婦のところにはキラキラした女性の名前が。
なんだこれ。どうしたA男。
しばらく会わない間に、人生がドラマチックになっていたのか?
いきなり当人に聞くのも憚られ、共通の知人B男に問い合わせてみたら・・・新婦は、皆で行ったキャバクラで知り合った女性だと教えてくれました。
A男が1人のキャバクラ嬢から気に入られてるなぁと、B男は思ってはいたそうですが、まさか離婚して再婚するといった展開までは、予想していなかったと言います。
A男は離婚するために住んでいた億ションを奥さんに渡し、キラキラネームの女性と再婚する道を選んだそうです。

このような話は世間にゴロゴロしています。
結婚式で永遠の愛を誓ったとしても、それは永遠ではありません。
年月を重ねながらいい関係を築いていたと思っていても、突然パートナーが、ハンターから狙われてしまうことがあるのです。
その逆もしかりで、これまでの人生を捨ててでも共に歩きたいと思える人と出会ってしまうかも。
あの人に限ってとか、絶対とか、永遠とか、そんなものを信じないところから、スタートしておくのが賢明なのでしょう。

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