終電時間が

  • 2020年11月02日

終電時間が繰り上げになるようです。
コロナの影響を受けて、利用者が激減しているのが理由だそうです。
でしょうね。

元々私は夜に出歩く機会は多くないのですが、コロナ騒動が起きてからは、そうした機会は更になくなりました。

昔、ライターをしていた頃は、終電での帰宅はざらでした。
当時住んでいた部屋は、最終電車が停まる駅の次の駅にありました。
これはつまり終電になんとか間に合って乗れたとしても、1つ手前の駅で降ろされてしまうということ。
1駅分は歩かなくてはいけません。
徒歩で20分ぐらい掛かります。
今なら迷わずタクシーに乗ろうとするところですが、当時は若かったので、タクシーの「タ」の字も頭には浮かびませんでした。
歩くのです。

ここで1つ問題が。
私の足音は非常に大きいという点です。
当時はヒールのある靴を履いていました。
このヒールが地面に当たる度に「コツ」と音がするのは、他の皆さんと同じ。
ただし私の場合、この音が尋常ではなく大きいのです。
200メートル先から、あなたが歩いて来るのがわかったと言われるぐらい。
体重のせいなのか、歩き方のせいなのかは、わかりません。
普段気にはしているものの、無視出来ているのですが・・・深夜終電を逃した私が、住宅街を歩く時は無視出来なくなります。

深夜なので辺りはしーんと静まり返っています。
そこを「コツコツコツコツ・・・・」と自分でもびっくりするぐらいの足音が響き渡る。
まだ灯りが点いている家、すでに真っ暗な家。
静寂が支配している住宅街を、大きな足音が通り過ぎていく。
ごめんなさい。
素直に謝罪の言葉が浮かんできます。
寝ている子が起きてしまうんじゃないかとの心配も。

そこでなんとか足音を小さくしようとトライしてみます。
ヒールが地面に着く直前にスピードを緩めて、なるべくそっと着地するようにしてみる。
これだと音はかなり小さくなります。
いかんせん一歩足を動かす度に注意するため、時間が掛かる。
なるべく早く家に辿り着きたい。
次にあまり足を上げないようにして、摺り足で進んでみます。
これでもかなり音は小さくなります。
ただ歩く時というのは、自分なりのリズムというのがあるようで、この摺り足にするとリズムが崩れてしまう。
リズムが崩れるとどうなるかというと・・・時々足が乱れてトトトッとつっかえる。
で、「せーの」と自分に声を掛け、摺り足を再開する。
少しすると、またつっかえる。
これを繰り返していると・・・変なスキップをしている女が一丁出来上がる。

深夜に変なスキップをする女が出没すると、その界隈で噂になっていたかもしれない・・・と、今になると思います。

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