文庫「僕は金(きん)になる」が発売になります

  • 2021年10月11日

文庫「僕は金(きん)になる」が発売になります。
地域によってバラつきがあるのですが、10月14日(木)前後に書店に並び始める予定です。
ぜひお近くの書店などで探してみてください。

「僕は金(きん)になる」はある家族の物語です。
どこにでもいそうな家族とは、ちょっと違うかもしれません。
でも家族だからこそ苛ついたり、腹が立ったりする万国共通の感覚も描かれているので、特殊な家族の物語とは言い切れません。
あなたの家族との関係性とリンクする場面もありそうです。

この小説には将棋が出てきます。
主人公の姉ちゃんは将棋が滅茶苦茶強い。
だから父ちゃんは、姉ちゃんに賭け将棋をさせて、そのあがりで暮らしています。

将棋の対局シーンはありますが、ルールなどをまったく知らなくても、この小説は楽しめるようになっています。
なにせ書いた私自身が将棋に詳しくありませんから。
敷居が高いと思わずに、手に取って欲しいと願っています。

ブックカバーのデザインは、単行本とは変わりました。
単行本の装幀をとても気に入っていたのですが、文庫版はサイズが小さくなるため、見え方やアピールの仕方が変わります。
このため文庫サイズで最適になるようにと、このようなデザインになりました。

柔らかい雰囲気の中にも生き生きとした感じがあり、これもまた素敵なブックカバーですよね。

物語は昭和から始まり、平成、令和へと長期間に亘る家族の変化を描いています。
その中で主人公、守がどう成長していくのかも、見て頂きたい箇所です。
自分にもなにか才能があるのではないかと期待して、でもそんなことなくて、平凡を絵にかいたような人生。
うんざりしていたけれど、年を重ねるうちに、自分の平凡さを受け入れていく姿は、きっとあなたの心を動かすはず。

コロナによって自宅で過ごす時間が増えた中で、読書習慣を身に着けた方。
読書の楽しみを知った方。
ぜひこの1冊も味わってみてください。


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