読み聞かせを

  • 2022年05月09日

幼き頃、寝る前に母が本の読み聞かせをしてくれていたらしい。
記憶なし。
色々な本を読んで貰ったようですが、私の一番のお気に入りは桃太郎だったそうです。
記憶なし。
「今日はなにがいい」と聞くと、「桃太郎」と答える確率が異常に高かったという。
記憶なし。

毎晩のように同じ話をリクエストされるし、眠くなるしで、母がテキトーに端折って読んだりすると、「そこ、違うよー」と指摘していたようです。
覚えているくらいであるならば、読んで貰う必要があったのだろうかと、幼い頃の自分にツッコむ。

これまで本を読んできました。
読むスピードはどっちかというと遅い方なので、冊数としてはそれほどではないかも。
取りつかれたかのように一心不乱に読む時期があるかと思うと、まったく本に触れない時期もあり、読書熱には波がありました。
波はありながらも常に読書は身近でした。

20代の頃にアガサ・クリスティーに嵌り、読書録を記そうと何故か決めました。
当時は1冊読み終えるとノートに手書きしました。
勝手に点数を付けたりもしていました。
飽きっぽい私が、不思議とこの習慣を現在まで続けています。
今はパソコンの中にですが。
映画やテレビドラマも同様に感想を書きます。

どこかに発表するのではなく、あくまでも個人的感想を記録しておくのが目的。
だから遠慮せずに正直に書く。
後で読み返すと、恥ずかしくなるくらいに素直な感想が綴られています。

本にはあまりないのですが、映像作品には結構辛辣なコメントも。
こういう終わり方は有罪だとか、最後まで登場人物の誰にも感情移入が出来なかったとか、女優さんの胸の大きさしか記憶に残らなかったとか、この映画の企画書を読んだ人が、よく制作費を出そうと決心したよな・・・とか。

こんな辛辣なコメントをした映像作品であっても、数年後にもう一度見たら、評価が違う可能性もあります。
高校生の頃、ある映画をテレビで観ました。
名作という評判のあった映画でしたが、私は「長いよ」という感想しかもちませんでした。
20代になって、その映画をレンタルビデオで観ました。
主演女優さんの美しさと衣装の豪華さに魅了されましたが、それだけでした。
そして今から10年ほど前に、DVDでまたまた観る機会が。
すると・・・感動して泣きました。
不器用な女性がすぐ側にあった幸せに気付かず、大切な人を傷付け、結局独りになってしまうというストーリーに嗚咽。
この映画の素晴らしさに気付ける大人に、ようやくなったみたいです。

小説も映像作品も、受け手の熟成度によって味わい方が違うんですよね。

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