ラン活
- 2025年05月19日
ラン活が沸騰しているらしい。
てっきりランニングのことかと思ったら違いました。
ランドセルを選ぶ活動のことだという。
来年の4月に新一年生になる子どものために、保護者らがすでに活発なラン活をしているそうです。
このラン活は年々早期化しているとも。
知りませんでした。
色や部品などを、カスタマイズして作れるサービスもあるようで、それだと組み合わせは497万通りにもなるという。
凄過ぎてびっくり。
子どもが自ら497万通りにもなる組み合わせを理解し、自分好みのランドセルを、作れるのでしょうか。
却って迷ってしまって決められない、なんてことはないのでしょうか。
私が子どもの頃には、男の子は黒、女の子は赤ということになっていて、他の色は売っていませんでした。
私のランドセルを選び、買ってくれたのは祖母。
贈られた時に大喜びした記憶は、薄っすらと残っています。
母親によれば、ランドセルを下ろしたくないとゴネて、その日はランドセルを背負ったまま夕食を摂っていたそうです。
当時ランドセルの被せを留めるのは、マグネット式が最先端でしたが、祖母はそれでは耐久性に問題があると判断。
そこで二本のベルトで締めるタイプのランドセルを選んだと聞きました。
祖母は耐久性の問題を考慮しましたが、私の性格の問題は考慮しなかった。
ずぼらな私は、このベルトを締めるという行為が面倒臭かった。
使い始めてすぐに、きちんと穴に通してベルトを締めなくても、でんぐり返ったりしなければ中身は落ちないと気付きました。
で、ベルトを締めずに使用するように。
これで6年間を過ごし切りました。
こんな使い方をしてごめんね、おばあちゃん。
先週、欧米人らしき60代ぐらいの女性が、黒いランドセルを担いでいるのを見かけました。
バッグとして使っていました。
それがとても様になっていて、オシャレでした。
固定概念を捨て去れば、丈夫なバッグということになりますもんね、ランドセルは。