オンラインで離婚調停が出来るサービスが、始まったとの新聞記事に衝撃を受ける。
修羅場あっての離婚調停だと思っていましたが、このサービスを利用すれば、そのようなことは減っていくでしょうか。
なんでも離婚と財産分与をすることに、大筋で合意している夫婦が対象で、ネット上で夫婦と弁護士が繋がった状態で話し合いをするらしい。
この場を仕切るのは弁護士だそうです。
裁判所での調停に比べると、時間も費用も抑えられるとのこと。
話し合いがつかなければ、従来通り裁判所での調停に進むらしい。
裁判所での離婚調停では、終了するまでに平均7.6ヵ月かかるそうですが、オンライン調停の場合は最短1ヵ月で済むという。
またオンライン調停には夜間や土日もOKという利点が。
オンライン調停では目の前に憎らしい相手がいるよりも、画面越しの方が怒りを抑えられて、冷静に話し合えるといった面もあるでしょうか。

小説「結婚させる家」では50代の婚活を描きました。
この年代ですから、離婚歴のある人物が多数登場します。
どんな結婚生活だったのか、それがどのような理由と変遷を経て、離婚へと至ったのかはそれぞれ。
ただその経験によって、人生観が大きく変わったという共通点があります。
前回とは違う人を選ぼうとするものの、何故か似た人に行きついてしまう人。
前回の反省をもとに、相手に望む条件のリストを大幅に変更する人。
本書で色々な人たちのドラマを楽しんでください。
今年もあと2週間ほど。
年末年始の準備として、まず私が始めるのが読書用の本の確保。
これから読む本を置いてある棚に空きがあれば、買い足しておかなければ、安心して年を越せません。
その次に日用品の在庫チェック。
たっぷり買い込んでおかなくては。
次に年明け早々に行われるであろうセールの準備。
今のうちにどれを買うか狙いを定めておかないと、本番で競り負けてしまいますからね。
あー、なんだか気忙しい・・・と思う年末です。
直前にカフェの席を予約できるサービスがあるという。
ただしキープ時間は15分のみ。
新聞記事によれば、ウエブサイトから無料で予約できるらしい。
大きな街で友人と「どこかでお茶しようよ」「でもどこも混んでそう」「どうしよっか」・・・こんな場面で使うためのサービスなんでしょうね。
私が住んでいる街にはカフェが少ない。
だからどこも行列。
どの店も予約不可なので、ひたすら待つしかない。
明らかに住民の需要に対応できていないのが、我が街です。

シャッターに閉店のお知らせが貼られているのを見つける度に、カフェ? 今度はカフェができる? と誰にともなく聞いているのは、私だけではないはず。
なのに、住民が渇望しているカフェは全然増えず、すでに存在している業種の店が登場します。
それで眼鏡店が5店舗もあったり、洋菓子店は1店舗もないのに、和菓子店が4店舗あったりする街に。
今の街に引っ越してきて、まず探したのは病院。
次に探したのが、打ち合わせに使えそうなカフェでした。
が、これは上記のような状態だったため、早々に捜索を断念。
現在は大きな街のホテルのラウンジを、打ち合わせに利用しています。
ネットから無料で予約ができること。
隣のテーブルとの距離があること。
カフェインレスコーヒーのメニューがあること。
この3点で絞り込んで見つけました。
先週そこに行ったら・・・クリスマス用のディスプレイがされていて、ラウンジもホテル自体もキラキラしていました。
コロナの影響を受けていた頃は、フロントに宿泊客の姿も、従業員の姿もなく、なんとも寂しい感じでしたが、本来のあるべき姿に戻っていました。
やっぱりホテルはキラキラしていて、お客さんで賑わっているのがいいですね。
きちんとしたサービスを受けられるのも、ホテルの魅力の一つです。
昨今は注文を自らスマホなどで行い、会計も自分で行う店が増えて、人に接客して貰う機会が減りました。
そんな中にあっても、ホテルのラウンジではサービスのプロたちが、滑らかな動きで飲み物を運び、丁寧な接客をしてくれるので、気持ちがいいです。
今や貴重な場所になりました。
これからも続けて欲しいものです。
ホテル好きの私が、ホテルで働く人たちを描いた小説「総選挙ホテル」を発表したのは2016年でした。
それから10年弱の月日が流れましたが、今も愛していただいているのが嬉しいです。

職場の身だしなみのルールを、変更する企業や団体が増えているらしい。
新聞記事によれば、地下鉄会社の男性職員に、ピアスのような装飾品の着用が許可されたという。
ってことは、これまではNGだったんですね。
またある市役所では服装を自由化して、襟のないシャツやジーパンの着用が、OKになったと書いてありました。
これまでは襟のあるシャツしかダメだってことですね。
襟のある方がオフィシャルという考え方だったんでしょうか。
昔、会社員をしていた頃、制服を着用していました。
工場の全社員には、揃いの作業着の着用が義務付けられていました。
本社の女性社員には、デザイナーという職種の人たち以外は、会社から支給された制服の着用を求められていました。
男性社員はスーツでした。
髪型とか、髭とか、アクセサリーとかに関して、細かい規則があったのかもしれませんが、記憶なし。
覚えているのは、本社の女子社員たちの制服がテカテカだったこと。
私が働き出した頃は、会社が制服を用意した時期から10年ほどが経過していました。

1人の社員に支給されるのは、ジャケット、タイトスカート、キュロットが1着ずつで、合計3着のみ。
着倒し過ぎて生地が薄くなり、テカテカになっていたのです。
会社は10年前に制服メーカーから買ったきりで、新たに買い足してくれないので、新入社員にはお古が与えられていました。
制服を着ているのが恥ずかしいのはシャレにならないと、総務部長に進言しました。
制服を着ろというのであれば、新しい制服を支給してくれ、そんな金はないというのであれば、私服でOKにしてくれと。
総務部長は渋面で「売上が激減している状態だから、それが通るとは思えないが、社長に直で言ってみたら?」とコメント。
私が勤めていた会社には、こういう社員が多かった。
君の言うことはもっともだから、俺が社長に直談判するよと言ってくれる人はいなかった。
だったら自分で社長に言ってみろと、責任者としての役割を放棄する人がほとんどだった。
で、どうしたかというと・・・無駄にポジティブシンキングな私は、意外や意外にイケたりするかもと、勝手に希望を抱えて社長室へ。
が、社長は中国へ長期出張中。
そこで専務のところへ。
自分が着ている制服を見せて、長期間着続けたために生地が薄くなり、テカテカになっていると訴えると・・・全然傷んでいないと言われました。
「節穴か?」とはつっこめない私が絶句していると、あと10年は着られるとまで言う。
まさかテカテカな制服の傷み具合を認めないとは。
予想外でした。
結局、テカテカな制服を着続けることに。
でもそれから10年経たないうちに倒産しました。
12月に入ると一気に増えるのが、掃除業者のチラシ広告。
レンジフードや風呂場などの掃除をプロに任せて、すっきりとした気分で新年を迎えてくれといったものや、部屋を丸ごと掃除しますといったものなど色々。
日本では年末になると掃除をしろという圧が、一気に強くなります。
海外でもそうですか?
私が嫌だったのは職場の大掃除。
社会人になってから、いくつかの職場でこれを体験しました。
まず、年内最後の営業日に、皆で掃除をするらしいという噂を耳にします。
各個人のデスク周りではなく、共有場所の掃除を皆でするというのです。
何時から、どういった割り当てで行われるのか、具体的な情報を得られないまま当日を迎えます。
終業時間の2時間前ぐらいになって、突然誰かが掃除を始めます。
それに呼応するかのように、掃除を始める人が徐々に増えていく。
皆、思い付いたところを勝手に掃除するので「そのコピー機、さっき別の人が掃除してましたよ」と指摘されるケースも頻発。
きちんと割り当てされた上で、やっているわけではないので、同じ場所を掃除する被りが発生するのです。

この日のために事前に、掃除用品を用意してくれる人もいないため、本気で行おうとしても肝心の洗剤がなく、水拭きが主流に。
中には共有場所の掃除のはずなのに、自分のデスクの整理をする人もいるし、締め切りに間に合わないのか、掃除するフリすらせずに自分の仕事をする人も。
なんて効率の悪い掃除なんだろうとの思いを胸に秘めたまま終業時間を迎え「よいお年を~」と言い合いながら家路に。
これを毎年繰り返していました。
職場が変わっても、同じことが繰り返されていました。
このような大掃除では、全体として綺麗にはなっていない。
本気で共有場所を掃除したいなら、リーダーを決めればいい。
そしてリーダーが開始時間を決め、各自に担当エリアを割り当て、そこの掃除を任せる。
掃除が終わればリーダーに報告する。
こうすれば洩らさずに、ダブらずに、効率よく、短時間で掃除完了となると思うのですが、私が働いた職場はどこも、大掃除のリーダーを決めることさえ出来なかった。
このぐだぐだ感が嫌で、職場の大掃除が苦手でした。