書こうと思ったのは・・・

  • 2026年02月05日

新刊「ウチの共有不動産揉めてます!」を書こうと思ったのは・・・私がこれを体験したから。

まさか共有不動産の揉め事に巻き込まれるとは、思っていなかった私。
次から次に起こる「はぁ?」「なんで?」「どうしてそうなる?」といった展開に、びっくりしているだけの日々が続いていました。

そんな時期に編集者と会食の機会が。
食事もそっちのけで、身に降りかかった事態を熱く語ると、編集者の身近でも色々あったと判明。
共有不動産という落とし穴はすぐ近くにあるのだと分かりました。

これは書かない手はないということで、次作のテーマは共有不動産に決定。

私は執筆前にきっちりとプロットを作る方なのですが、今回は熱い思いがあり過ぎて、物語としてまとまらない。

物語の成形に挑戦している間も、私自身の共有不動産問題はどんどんこんがらがっていく。
現実に引っ張られないように、頭と心を切り替えるのが大変でした。

苦心しましたが、実体験で学んだ共有不動産がらみの法律や判例、業界のことをこの小説の中に盛り込みました。

小説なので物語を楽しんでいただくことが一番ですが、共有不動産についての知識も増えるので、なにかのお役に立てるとしたら、それも嬉しいです。

この小説を執筆中のこと。
スマホにショートメッセージが。
〇〇様のお宅の査定金額が出ましたと書いてある。
迷惑メッセージにしては、間違えた名前を書いてくるというのは、どういうことだろうと思ったものの、そのままスルー。

20分後にまたショートメッセージが。
別の不動産会社からで、〇〇様のご自宅の査定金額をお知らせしますという内容。

そこで気付く。
〇〇さんは自宅の売却を検討していて、査定金額を知ろうとしているのではないかと。
不動産会社のwebに物件情報を入力して、査定金額を知ろうとしたものの、携帯番号を間違えてしまったのでは?

不動産会社に電話番号を教えてしまうと、頻繁に電話が入るので注意した方がいいと、どこかのネット記事に書かれていました。
だから私は自分の電話番号を入力しなくてもいいところにしか、査定依頼をしませんでした。
○○さんはそれを知らなかったのでしょうか。

案の定、翌日2つの不動産会社から携帯に電話が。
〇〇ではないと言って電話を切りました。

〇〇さんが正しい携帯番号を入力していたら、激しい電話攻勢にあっていたのではないでしょうか。

本日発売です

  • 2026年02月02日

本日「ウチの共有不動産揉めてます!」が発売になります。

この小説はタイトル通り、親から不動産を相続したきょうだいたちの、揉め事が描かれています。
が、それだけではありません。
きょうだい関係や親子関係にも光を当てています。

この小説に登場するのは4人きょうだい。
仲はよくない。
毛嫌いしているというほどではないけれど、それぞれが距離を置いています。
それは幼い頃から。

ただ肩を寄せ合う機会がゼロだったわけじゃない。

個性が強過ぎる母親と、それに負けてない父親が、激しい夫婦喧嘩をすることがありました。
きょうだいが幼かった頃には、こうした時に集まって嵐が過ぎるのを待ちました。
一緒にいることで、心細さや不安を小さくしようとしたのです。

互いを必要とするのはこの時だけ。
それ以外では非交流を貫いてきたきょうだいたち。

成長しそれぞれが実家を出ると、きょうだいたちの距離は更に広がり、ほとんど他人状態に。
それが不動産をきょうだい4人で相続したことで一転。

大金が掛かっていることもあり、本音が炸裂し、それまで知らなかったきょうだいのことを、いやがうえにも知っていくことに。
衝突が激しくなるにつれて、仕舞い込んでいたそれぞれへの不満が噴出。

あの時、あなたはこうだったとか、あの時、なにもしてくれなかったとか・・・。
争いごとの質が変わっていきます。

こうした変化していくきょうだい関係も、この小説の見どころの一つですので、こちらもお楽しみいただけたらと思っています。

トラブルの芽

  • 2026年01月29日

新刊「ウチの共有不動産揉めてます!」の発売は2月2日です。
お住まいの地域や入手方法によって、この日にちは前後しますので予めご了承ください。

装丁はこちらです。

ポップさがあり、また物語へと誘ってくれる素敵なデザインにしていただきました。
関係者の皆さま、有り難うございました。

共有不動産と聞いてピンときますか?
私は自分が実際にその渦中に放り込まれるまで、この単語にピンときていませんでした。

共有している不動産・・・つまり親が遺したなどといった理由で、複数の人間が所有している状態の不動産のこと。

これ、危ういんです。
トラブルの芽が潜んでいます。

小説「ウチの共有不動産揉めてます!」では母親が亡くなり、4人のきょうだいが実家の土地と家を相続します。
売却して、そこで得たお金を分けるというところまでは、4人とも了承。
スムーズに共有不動産の売却へ進むかと思いきや、そうはいかなかった。

きょうだいそれぞれに事情があります。
早く売って現金を入手したい人。
平等性にこだわる人。
考えるより先に行動してしまう人などなど。
こうした事情が複雑に絡み合い、売却金額で折り合わずに、きょうだいの関係はどんどん悪化。

他人であれば、裁判で決着という手段に進むのに躊躇はなくても、きょうだい間でそうなるのは避けたいと思う人もいて、ややこしい状態に。

相続や不動産にまつわる法律も、全員が納得するようには作られていないもんだから、きょうだいの一部からは不満の声が。

元々、仲良しこよしとは言えないきょうだいが、どうやって解決の糸口を見つけていくのか。
こういったところを、お楽しみいただける小説です。
ぜひお買い求めを。

契約

  • 2026年01月26日

新刊「ウチの共有不動産揉めてます!」の発売が近付いてきました。
この小説は、親から不動産を相続したきょうだいたちの物語です。

普通の人にとって、不動産を売ったり、買ったりは、そうそう経験するものではありません。
だからどういったスケジュールで進行していくのか、どの時点でどんな書類を用意しなくてはいけないのかといったことに不慣れです。

「ウチの共有不動産揉めてます!」では、相続人の一人である長女の娘が、不動産会社で働いているため、相続人たちは皆、彼女を信頼して進行を任せます。
入社して日が浅く経験不足のため、不安がないとは言えませんが素人よりはましだから。

私はずっと賃貸で暮らしてきました。
そんな私が母親が住んでいたマンションを相続し、生まれて初めて、不動産を売却するというミッションに臨むことに。

「どんだけ必要?」と呟くほど、印鑑証明書を用意しなくてはいけなかったり、大量の書類に署名しなくてはいけなかったりと、小さいけれど侮れない事務手続きが延々と続きました。

そしてようやく買い手が決まり、その人と対面して手付金を受け取るという日。
不動産会社の応接室にいたのは、20代と思しき男性が一人だけ。

買い手は別の不動産会社だと聞いてはいましたが、まさかこんな若い人が、たった一人で契約の場にやって来るとは。

胡散臭いおっちゃんが3人ぐらいでやって来て、その中の金ぴかの腕時計をした1人が、セカンドバッグから帯封付きの現金を出す、といったシーンを予想していたのですが違いました。

私の向かいに座っているのは、外資系サラリーマンが着そうな、パリッとしたスーツを着用している。
そして高級ブランドのビジネスバッグから社判を取り出して、書類にバンバン判子を押していく。
その若さで会社のハンコを預かって仕事をしているのは、よほど信頼されているのか、仕事が出来るのか、それとも人材不足なのか。

そして高級ブランドのポーチから、帯封付きの現金を取り出しました。
想像していたシーンより洗練されて見えたのは、高級ブランドのポーチのせいだったでしょうか。

男性は事務手続きをさくっと終わらせると、「それでは失礼します」と言って、颯爽と部屋を出て行きました。

不動産を売却するのは実家を手放すことでもあったので、私にとっては一大事でした。
でも不動産会社にとっては、いち商品の仕入れといった程度だったんでしょうね。

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