料理を

  • 2021年05月03日

調理キットや本が売れているそうです。
家時間が増えたことで、親子で調理を楽しめるようなキットが人気になっているんだとか。
親にとってはメンドーな家事も、子どもにとっては面白い遊びのひとつなのでしょう。

うちは男の子だから、なんて思った方。
調理を楽しむのは女の子だけなんて思い込みは、捨てましょう。

友人A子が初めて息子さんに料理の手伝いをして貰ったのは、ほんの軽い気持ちから。
小学生だった息子さんが暇そうだから、ジャガイモを潰して貰おう。
そんな思いだったそうです。
息子さんは実験をしているような感覚だったようで、すぐに夢中になったんだとか。
その後息子さんは食品メーカーに就職し、研究者となりました。

友人B子は大病を経験しました。
「それまでは1日3度の食事の用意は、メンドーなことだったけれど、今は丁寧に用意するようになった」とB子は言います。
すべてが手作りとはいかず、出来合いのものなどを織り交ぜながらのようですが、以前よりもきちんと準備をするようになったそうです。
これが最後の食事になるかもしれないから。
と、B子は言います。
B子に感化された私は、彼女のようにとまではいきませんが、食事時間を大切にしていこうと思いました。

友人C男は自作料理の写真とレシピを、ブログで公開しています。
酒の肴ばっかり。
メニューが偏っていると指摘すると、食事系のものも作っているのだが、なかなか成功とまではいかず、レシピを公開するレベルに至っていないのだと言います。

ところが。
ある日、そのブログにチャーハンの写真が掲載されました。
成功したようです。
ブログの料理の写真の下には、チャーハンへの熱い思いが切々と綴られていました。
ちょっと引くぐらい。
チャーハンへの強い思い入れを初めて知りました。

他の料理への興味と比べると、やけにチャーハンへの温度が高い男性が多いように思うのですが、気のせいでしょうか?
女性がチャーハンの作り方を熱く語っているのを、私は聞いたことがありません。
チャーハンを語るのは大抵男性。
なんなんでしょうね。
男性陣が抱くチャーハンへの特別感は。
同じぐらいの熱量でシュウマイや、豚肉の生姜焼きについて語ってみなさいよと思う私は、性格が捻くれていますかね。

テレビドラマの長さ

  • 2021年04月29日

長かった――。
これがテレビドラマ「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~ シーズン1」を観た感想です。

DVDを郵送してくれる、レンタルサービスを利用しています。
何話あるかよく調べもせず、シーズン1を一括で予約リストに入れてしまいました。
だから48話もあると知らなかったのです。
気付いたのは5話まで観た時。
マジか……と思いましたが、しょうがない、最後までいくしかないと決めたのですが……。

オスマン帝国を統治した、第10代皇帝スレイマンの物語。
外交、国内統治、政局、戦争などはあっさり目の描き方で、ハーレムの女たちの争いが丁寧に描かれています。

ヒロインのヒュッレムは、ありがちなヒロイン像とはかけ離れています。
目を剥きギャーギャーと騒ぎまくる。
「性格、悪っ」といったヒロインに、なかなか感情移入し難かったのですが、観ているうちに気持ちは変わっていきました。
ヒュッレムが勝てば嬉しくなり、天敵の皇帝妃が痛い目に遭うとニタっとするように。

制作予算が少なかったのでしょう。
オスマン帝国の皇帝の謁見室が「狭っ」だったり、庭が「小さっ」だったり、街の商店が「少なっ」だったりと、ツッコミどころはたくさんあります。
制作陣は限られた予算の中で撮影をしたのでしょう。
ご苦労様です。

映像作品も小説もそうだと思うのですが、話を広げていくのはそれほど難しくはないのです。
主人公をアクシデントに遭わせたり、昔の知人を登場させたり、事件が起きたり……なんてことを、していけば物語は転がっていきます。
大変なのは広げた話をどうやって閉じていくか。

あと2話でシーズン1が終わるというのに、閉じていく気配がない。
なんか嫌な予感がする。
このまま広げっ放しで、閉じ方を知りたかったらシーズン2を観てね、といった方向へ進んでいる気がしてしょうがない。
そして最終話。
2つの大きな山場が同時進行で起きる。
どうなるの? とドキドキして観ていながらも、ちらっと時計に目が。
1話が大体50分ぐらいなんですが、もう残り5分ぐらいになっている。
なのに俳優さんたちのアップのカットが続く。
そして終わり。
嘘……。
悪い予感が的中。
48話も観てきたのに、肝心な結末は描かれず、次のシーズンを観なくてはいけないのでした。

ネットで調べたらシーズン2は79話もあるとわかり、無理と判断。
公式サイトに書かれているあらすじを読み、どういう閉じ方になるのかを知りました。
それでなんとか気持ちがすっきりしました。

この作品を貶しているのではありません。
長いだとか、制作予算が少ないだとかあれこれ言っていますが、48話を夢中で観ました。
それだけの力が作品にあったからです。
すぐにはトライしませんが、きっといずれシーズン2に挑戦することでしょう。

一部の地域で緊急事態宣言が発令されました。
自宅生活を楽しいものにするのに、こうした長いテレビドラマを観るというのはいかがでしょうか。

インコの思い

  • 2021年04月26日

以前このブログで、インコを飼っていた話を書きました。
そのインコはオスでした。
でも実は買ったのは、オスとメスの一匹ずつでした。
店員さんからは、二匹ともまだ子どもだと言われていたので、いずれカップルになってくれればと思っていました。

自宅の鳥籠に二匹を入れたところ・・・メスがオスを追い掛け回します。
執拗に。
で、オスは逃げまくる。
メスの方が体が大きく、小さいオスを苛めているように見えます。
が、しばらく観察しているとどうも違う感じ。
メスは体を触れ合わせて、イチャつきたいだけのようにも見えてきます。
噛みついたりはしないのです。
ただ引っ付きたいみたい。
でもオスは断固として、それを拒否してる。

オスが止まり木に止まっていると、その隣にメスが来る。
と、オスはすぐに飛び上がりエサ入れの容器の上に着地。
すぐさまメスは羽を広げてオスの隣に移動。
するとオスは水入れの容器の上に逃げる。
即座にメスはオスを追い駆けて水入れの容器に。
これを延々と繰り返している。
メスはしつっこいし、オスの意志は固い。
勝手に擬人化してみて、ちょっと切なくなったりしました。

オスがこれほど嫌がっているのであれば、時間を掛けて仲良くして貰った方がいいだろうと考えました。
そこで別の鳥の雛を育てた時に使っていた小さな籠を出してきて、そっちにメスを入れ、二匹を引き離しました。

翌朝、鳥籠を見たら・・・メスが死んでいました。
ど、どうして?
恋が成就しなかったから?
哀しみのあまり?
オスはメスに追い回されていた時より元気な様子で、エサをついばんでいます。
インコの恋愛は命がけなのか・・・と呟きました。

忘れる

  • 2021年04月22日

去年から多くの人たちの生活スタイルが変わりました。
私もそうです。
元々引き籠りがちの生活ではありましたが、それでも、ちょいちょい出掛けていました。
そうした外出がなくなり生活は様変わり。

美術館に最後に行ったのはいつだったのか……思い出せません。
音声ガイドのサービスがあれば必ず申し込み、イヤホンを耳に装着。
ゆっくりと作品を眺めながら解説を聞く。
やがて足が疲れて、館内にあるオットマンを探して腰掛ける。
足の疲れが取れるまでぼんやりする……こんな時間も好きだったのですが。

劇場へもしばらく行っていません。
役者さんたちの生の演技に心を震わせる……なんて体験もすっかりご無沙汰です。

服も買わなくなりました。
断捨離中のこともあり減らしたいと思っている服を、買い足す気持ちにはなりません。

そうそう。
手土産も買わなくなりました。
手土産を選んだり、買ったりするのが好きで、雑誌などで見掛けると、そこのサイトにアクセスして、調べたりしたものでした。
でも打ち合わせや会議などがなくなると、当然ながら買わなくなり、またこうした情報をチェックすることもしなくなりました。

そしてメイク。
これもしなくなりました。
普段は化粧水とクリームを塗った後で、日焼け止めクリームを塗るだけ。
メイクは人と会う時だけ。
自粛生活で人と会わなくなるとメイクをしないので……やり方を忘れます。

病院に行かなくてはならず、久しぶりにメイクをしようと思ったら、その手際の悪いことといったら。
メイク道具をずらっと台に並べたのはいいものの、手順を思い出せず、えっと、どうするんだっけと、しばし固まる。
そうだ、下地だ。
で、下地を塗っている途中で、あっ、失敗したと気付く。
下地の前に、目の下にアイクリームを塗るようにと、ヘアメイクさんから教えて貰ったことを思い出す。
下地の上からでもいいだろうか?
それだったらしない方がいいのか?
正解はよくわからないけれど、今日はアイクリームはなしにしよう。
こんな調子。
あっ、しまった。こっちが先だったかと何度も呟きながらメイクをし、なんとかゴールに到着。
手慣れていた頃とはやはり仕上がりに差が出ていますが、しょうがない。
一からやり直す気も、時間もなし。

メイクって毎日やっていないと、やり方を忘れるものなんですね。
あれっ?
私だけでしたか?


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