合コンで

  • 2015年10月29日

フリーライター時代、合コンなるものに参加することがありました。
「仕事は?」と聞かれるのが嫌でした。
OL時代に参加した合コンでも同じように「仕事は?」と聞かれましたが、その時はなんともありませんでした。
「OLです」と答えれば、「ふーん」で終わるからです。
それが「フリーライターです」と答えると、変に食いつかれるのです。
「どういうの書いてるの?」「有名人とかに取材した?」だの、あれこれ聞かれる。
真剣に聞かれるならば、こちらも真摯に答えますが、所詮合コンの席。
取り敢えずの興味なのです。
その中途半端な興味に答えるのはちょっとしんどい。
もしその人がとても素敵な人であれば、その人の興味を引くべく、聞かれる前から「フリーライターです」などと必死でアピールするのかもしれませんが、これまで参加してきた合コンは、おしなべて参加5分でハズレだなとジャッジを下すものばかりだったせいかも。
goukonn
やがてその場でテキトーに答えるように。
「ひよこの雌雄の分別をしてます」とか「五反田駅でお団子を売ってます」と答えると、ぴたっと質問が止まる。
私への質問を終了させ、自分の話をし出すパターンです、大抵。

もし私が男で、合コンに参加したとして「ひよこの雌雄の分別をしている」だの「お団子を売っている」などと聞いたら、俄然興味を覚え、次々に質問を浴びせるはずだと思うのですが。
どうやってひよこの雌と雄の違いを見分けているのか、1日にどれくらいの数をこなすのか、団子の1日の売り上げはいくらなのか、駅とどういうコネがあれば出店できるのかといった疑問をぶつけることでしょう。
なのに、そうしたことをする人は皆無でした。
不思議です。

同席する女友達からは、今日はどういう職業にするのか事前に教えておいてくれないと、辻褄が合わなくなると注意されました。
が、今日の合コンはハズレだなと判断した後、その場で思い付いた職業にするので、事前にこの設定でいきますと宣言することはできないのだと反論しました。
そのうちに、誰かが私に「どういう仕事をしてるの?」と聞いた途端、女友達は一斉に口を閉じ耳を欹てるように。
私の答えを聞き漏らさないようにするためでしょうか。
その時だけ場が静まり返る。
全員が私に注目するなか「鯵を三枚に下ろしています」と答えます。
これで、女友達はその日の私の作戦を理解するのでした。

鼻詰まりで

  • 2015年10月26日

1年を通して鼻詰まり状態の私は、乾燥の季節になるとさらに大変なことに。
特に就寝中鼻が詰まって息苦しい。
部屋には加湿器があり、終日動かしていますが、寝ている時の息苦しさにはなんら影響を与えてくれない。

顔の横に小型の加湿器を置いてしまうべきなのでしょうか。
就寝中に使える吸入器のようなものがあればいいのだけれど・・・と、ネットで探してみましたが発見できず。

ふと、以前テレビCMで、寝ながらエステといったコピーで、紹介されていた品があったことを思い出しました。
それは女性がベッドに寝ているシーン。
サイドボードに置いた白い物体から、白い煙が吹き出していて、その女性の顔にかかっていたような。

あれだ。
ということでネットで探してみると・・・色々と説明がしてあるのですが、今一つわからない。
ただ加湿器ではないということと、テレビCMのように白い煙は出ないということだけは理解しました。
空気を吸い込み、その中にある水分を放出するっぽく、水を容器に入れるという作業は不要のようです。
テレビCMで見た白い煙は演出であり、実際には透明なので目では見えないと書いてありました。
またこれは肌にうるおいを与え、キメを整えるものであって、加湿器ではないとの記述もあります。

さてどうしたものか。
加湿器が欲しいのですが、顔の横に置いてもいい加湿器は見つからない・・・となれば、ここらで手を打つべきなのか?
迷った挙句、水を入れなくてもいいということは、手入れがラクチンに違いないと、そんな点がやけに魅力的に思えてきたので、購入することに。
こちらです。
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HPにあった通り煙は見えませんが、顔はしっかりと湿気を感じ取れます。
1晩使ってみると・・・肌がしっとりしたかどうかはまったくわかりませんでしたが、鼻詰まりはいつもより軽かったといった実感をゲット。
それから毎晩これを使っています。
自分で思っているより身体はこれを求めているようで、気が付くと煙が出る方へ顔を向けて寝ています。

秋ですが

  • 2015年10月22日

10月に入ってすぐに、湯たんぽを投入しました。
熊よりも先に冬支度に入るのが、毎年の恒例となっています。

執筆中はブーツタイプの湯たんぽを履いていますが、こちらは一年中使用しています。
秋になると、これに更にミトン型の湯たんぽに登場して貰い、キーボードを叩く合間にそこに手を差し入れ指先を温めます。

ブーツタイプの湯たんぽを買ったHPには「これで辛かった台所仕事ともお別れ」と書かれていました。
確かにキッチンに立っている時、足元は冷えますね。
そんな時、足先がぬくぬくしていたら、料理だって片付けだって楽しくなるってもんです。
で、このブーツタイプの湯たんぽを履いてキッチンに立ってみると・・・しんどい。
片足に450mlの湯を入れるので、両足で900ml。
この重さがじっと座っている時にはまったく問題ないのですが、歩いたり動いたりする時は結構大変。
相当なパワーがないと足を運べない。
そして台所仕事は、意外と身体を動かす必要があるものだと思い知ることに。
我が家の狭いキッチン内でも、三歩歩いて冷蔵庫の前に移動し、野菜を取り出して三歩戻ってカウンターに置き、一歩下がってザルを取り出して、一歩戻ってシンクに置き・・・と数歩の動きではあっても頻繁に足を動かしています。
この時両足に900ml分の重しがあるとしたら、そりゃあ大変です。
足を鍛えられるじゃないかと己を説得してみたりしましたが、1日でギブ。

台所仕事の時にはこちらのもこもこルームシューズを履くことにしました。
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温かいし、なんてったって軽い。
スキップだってできちゃうぐらい。
ただ歩いているだけで、ウールの繊維が抜け落ちるのが玉に瑕。
部屋のあちこちに毛玉が。
こちらは見て見ぬふり作戦で応戦することに。
そこに毛玉があれば、ちっと舌打ちでもして拾い捨てなくてはなりませんが、そこには毛玉はないと思うことにすれば、なにもしなくて済むのです。
大抵のことは、この見て見ぬふり作戦でなんとかなります。
ということで、今日も私はもこもこルームシューズを履いて、スキップをしながら台所仕事をするのです。

トイレの棚

  • 2015年10月19日

トイレのコーナー用の棚を買ったのは随分前のこと。
ノータッチで泡状になった石鹸が出てくる自動ディスペンサーなるものを置くためだけに購入。
棚の一番上にこの自動ディスペンサーを設置し、手洗い環境が向上。
が、この棚にはあと3つの板がある。
なにを置くか。
トイレットペーパー?
置いたっていいけど、あとの2つの板はどうする?
弱った。
アイデアゼロ。
こういうところでセンスが問われるんだよな、なんて思ったら、ますますなにを置いたらいいのかわからなくなってしまいました。

ふと思い付いたのが、ミニチュアの家具。
ドールハウスというのでしょうか。
実物そっくりだけど、サイズだけ小さくしたアレです。
憧れの部屋や書斎を、そこの棚に飾ってみようかと、なぜか突然思いました。
どんなのがいいかと考えるうち、トイレの中にトイレがあったら面白いのではないかと思い付き、トイレのミニチュア家具をネットで探すことに。

トイレの棚でウケを取ろうと考えるこの時点で、すでに間違った方向へ進んでいるのですが、私は気が付かない。
ネットには様々なミニチュア家具を扱うショップがあるのですが・・・童話の中でウサギが使うようなトイレとか、格式ある英国調といったものばかり。
メルヘンチックでも、厳かでもない我がトイレに置いたら、浮きまくること間違いなし。
残念ながら、現代風のトイレはない様子。

やがて、ネット世界を彷徨ううち、ミニチュア家具のオーダーができるサイトを発見。
実際の部屋の写真をメールに添付してお金を払うと、それを縮小した小さな部屋を作ってくれるというのです。
これだっ。
と歓喜し、カメラを片手にトイレへ。
トイレの中央に立ち壁にカメラを向け、ファインダーを覗いた時ようやく私は冷静に。
このフツーのトイレを、わざわざ縮小して作って貰うほど私は気に入っているのか?
トイレの中にまったく同じデザインのトイレのミニチュアが棚にあったとして、どれだけの笑いが取れるのだろうか。
と、ここまで来て、自分がとんでもなく違う道を歩いていたことに気が付きました。

なぜ私はトイレの棚に小さな家具を置こうとしているのだったっけ? と振り返ると、そこに空いた板があるからでした。
もうここら辺になると「どーでもいーわ」といった心情になっていて、絵か花だなと思うようになりました。
やっとまっとうな思考になったことを祝いたいぐらいです。

絵を置くにはスペースが小さすぎるので、ポストカードにすることに。
どこかで買っておいたポストカードを飾り、一件落着。
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なにかをする時に、ウケるだろうかとまずは考えてしまう癖を失くしたいと、痛切に思う次第です。

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