唇が
- 2014年06月02日
小学生の頃からしょっちゅう唇の皮がめくれていました。
なぜ、唇の皮がめくれるのか。
それは、どうして私だけなのか。
当時はまったくわかりませんでした。
子どもなので、そっとしとけばいいものをそうはできず、剥けかかっている皮を摘んで無理矢理剥がしてしまいます。
すると、どうなるか。
血がでます。
すると、それからどうなるか。
水を飲んでも沁みる状態に。
痛いのでしばらくの間は「皮は剥かない」「剥いちゃいけない」と自分に言い聞かせていられるのですが、また別の箇所で皮がめくれてくると、我慢できずにやっちまうのです。同じ過ちを。
年頃になると、リップクリームを塗るという手段を覚えます。
が、塗らない時より、塗ってる方がましといった程度で、やはり皮のめくれを完全に抑えることはできませんでした。
手に入るすべてのリップクリームを試してみましたが、そのどれも私には効果はありませんでした。
口紅を塗る際には、まずリップクリームを塗り、その上に口紅を重ねますが、やはり皮はめくれます。
特に外国製の口紅は、入っているものが違うのか、大胆に皮が剝けます。
数年前のある日、日用品をネットで購入しようとしていました。
あとちょっとで送料無料になるとわかり、嵩張らないものでも、なにか買っておくかと考えました。
それじゃ、リップクリームでも買っておくかと、そのページに入ってみると、ずらっと商品の画像が並んでいます。
そうか、こんなに種類があるのか、と今更ながら気がつき、この際だから、いつも買っているのではないものにしてみるか。
と考え、皮のめくれを抑えるといった言葉が、商品説明の蘭にあった品をクリック。
数日後に届いたそのリップクリームをつけてみると・・・なんと皮がめくれない。
うそっ。
どういうこと?
含有物の蘭に目を通しましたが、カタカナで表記されている知らない単語の羅列から、なにかがわかるわけもなし。
とにかく、皮がめくれないというリップクリームと運命の出合いをしたというだけで良しとしましょう。
それが、こちら。
なぜ私の唇の皮がめくれるのかといった根源的な問いへの答えは得られてはいませんが、長いこと恥ずかしく思っていた唇の皮めくれから解放されたことは無上の喜びです。