本日発売

  • 2024年07月25日

本日、文庫「終活の準備はお済みですか?」の発売がスタートします。
紙の文庫版だけでなく、電子書籍版も発売開始となりますので、お好みのスタイルでお楽しみください。

この「終活の準備はお済みですか?」には様々な人物が登場します。
今日はその中の一人をご紹介。

森本喜三夫は68歳。
遺族は膨大な書類仕事をしなくてはいけないと知った喜三夫。
自分が死んだら、細かい書類仕事が苦手な妻はきっと難儀をするだろうからと、生きているうちに喜三夫自身で決められることは、決めてしまおうと決意。
優しい人です。

でも自分が先に天国に行くと決めていて、自分が後に残されるかもしれないとは全然考えていない点は、詰めが甘い。

喜三夫は終活サロンで貰ったノートに、自分史を書くために、これまでの我が人生を振り返ります。
そして色々あって三兄弟で旅に出ることに。

最後の思い出にしようと計画した旅でしたが、それは楽しさもあり、切なさもある旅となります。

喜三夫が終活の中でなにを思い、どう行動するのか・・・彼を見守りながら読み進めて頂ければと思います。

「こういう小説を書いたあなたは終活はしたの?」とよく聞かれるのですが、答えはNO。
執筆前に市販されている終活ノートを買いはしたのですが、まっさらなままです。
でもやっぱり、やっておくべきなんだろうなと思ってはいます。

終活は後ろ向きな作業ではなく、これからどう生きるかという大切なことに向き合う作業。
前向きなんです。
これはやっぱり、トライしてみる価値大ですよね。
そうはいっても・・・と重い腰を上げられないあなた。
まずは小説から。
「終活の準備はお済みですか?」をぜひ。

発売間近

  • 2024年07月22日

今日は、7月25日に発売予定の文庫版「終活の準備はお済みですか?」のご紹介を。

この小説には「終活」を意識することになった人たちが登場します。
その中には50代で終活を始める女性が。

亮子は独身。
母親を亡くしました。
葬式やら墓やら、相続やらといった雑事に翻弄され、忙しない毎日を過ごしていました。

ようやく、そうしたものが片付くと・・・独身の自分には、こうした後始末をしてくれる人がいないという点に、目を向けるように。

そこでネットで見つけた終活サロンに通い始めます。
お墓の見学会にも行きます。

でもどうしたらいいのか、どうしたいのかが分からない。

終活サロンで貰ったノートに、自分史を書こうとしてみたら、これまでの自分の人生がスッカスカのように思えてくる。

そんな時、勤務先の会社で、自分が以前開発したメニューが消えることに。
どん詰まり状態の亮子が、ここからどうなっていくのか・・・。
興味をもたれた方は、是非本書をお買い求めください。

友人のA子は、亮子と同じ50代の独身。
A子にこの「終活の準備はお済みですか?」の本をプレゼントしました。

後日A子からメールが。
やはり自分の境遇に近い亮子に、シンパシーを感じたとA子は言います。

そしてA子も「終活」をしてみようと考えたそうなのですが・・・。
これが結構難しいと言います。
亮子と同じように、どうしたいのかが分からなくて、なにも決められないのだとか。

そんなA子に私はアドバイス。
「急ぐことはない。ゆっくり自分の考えを、まとめていけばいいんだよ」と。

実はこれ、小説に登場する終活サロンの相談員、三崎が客たちに言っていた台詞、そのまんまなのです。

文庫が発売になります

  • 2024年07月18日

文庫版「終活の準備はお済みですか?」が発売になります。
7月25日から書店に並び始めます。
地域によって日にちは前後しますので、書店で見つけられない時には、書店員さんにお尋ねください。

親がすでに終活を済ませてくれている・・・という話を聞いたことがない。
でも相続だの、税金だののことを考えれば、やっておいて貰いたいとほぼ全員が言う。
なのに親はやってくれない。

そのうちに。
子どもたちが、なんとかするだろ。
とかなんとか言って。

子どもから親に「ちゃんとやっといてよ」と言えればいいのかもしれませんが、ちと言い難い。
でもやっぱり、やっておいて貰った方がいい。

親に限らず、子ども世代も。
晩年をどう生きたいのか。
なにを、誰に、どう残したいのか。
その意思表示ははっきりしておいた方がいい。
でもなかなか。
ですよね。

そんな人たちが登場するのが、小説「終活の準備はお済みですか?」です。
なにから取り掛かればいいのか分からない登場人物たちは、終活サロンに。
そこで相談員から、まずは自分史を書くように勧められます。

それはこれまでの自分の生き方を振り返るってこと。
いい思い出も、苦い思い出も蘇ってきます。
小説の登場人物たちは、過去に下した自分の決断を後悔したり、哀しんだりします。
そして自分の人生を見つめ直す中で、どう人生を終えたいのか、それまでどう生きたいのかという考えをまとめていきます。

親やパートナーに、終活の話を持ち掛けにくいと思っているあなた。
この本をプレゼントしてみてはいかがでしょう。
登場人物たちに触発されて、終活を始めてくれるかもしれませんよ。

誤配

  • 2024年07月15日

通販で物を買うことが多い私。
そして面倒臭がり。

だから受け取った荷物を開封せず、放置してしまいます。
そうして積み上がった物が目障りになった頃、ようやく開封します。

「邪魔だから開封するか」と重い腰を上げたのは昨日のこと。

A4サイズほどの薄い封筒を開けようとして、何げなく宛先を見ました。
普段、絶対にそんなことしないのに、何故かその時は見た。
すると知らない人の名前が。

えっ。
住所を見ると、私の住所と似ているけれど違う。
配達員が間違えて私の郵便受けに入れてしまった模様。
えらいこっちゃ。

そして記憶を辿る。
これが我が家の郵便受けに入っていたのは、いつだったかと。
今日じゃないような。
昨日か、いや、一昨日かも。
私の住所と似ている所に住んでいる人が、首を長くしてこの到着を待っているかもしれません。

で、こんな時に私はどうしたらいいのかが、分からない。
取りあえず、これを配達したと思われる有名なショッピングサイトにアクセス。
誤配対応のページを探すも見つけられない。

誤配しない訳がない。
毎日大量の誤配があるはず。
なのに該当ページをすぐに発見できないって、不親切過ぎる。

しょうがないので、検索ページでショッピングサイトの名前と、「誤配」と入力して調べてみると・・・誰かが質問をしていて、それにサイトの担当者らしき人が回答したページが出てきました。
そこに書いてあったのは、専用のページ、フォームなどはないので、ログインしてこれまでに購入した商品のページから、カスタマーセンターに連絡を取って欲しいとの説明文。

はぁ?
誤配対応の専用ページがない?
「うちの配達員は失敗しないんで」という発想なのでしょうか。
それにもしそのサイトでの購入履歴がない人は、どうすれば?
「うちで買ったことがない人なんて、この星にいないでしょ」という考え方がベースになっている設定が恐ろしい。

とにかく書かれていた通りログインし、これまでに買った品の中からマスクをクリック。
ここでようやく、連絡が取れそうなページに繋がりました。
電話番号を入力してしばらく待っていると、電話が掛かってきました。
事情を説明すると回収に行きますという。
それから1時間後にやって来た回収スタッフに封筒を渡し、私のミッションは完遂しました。

いくつものアクションが必要だった、今回のミッション。
私はなんとか最後までやれましたが、面倒になって途中でやめてしまう人も、多いのではないかと想像します。
誤配の対応をしたくないから、専用ページを用意していないんでしょうかね。

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