駄菓子を
- 2014年07月07日
友人の家に遊びに行ったところ、出てきたのが、昔懐かしい駄菓子でした。
同年代の女子の集まりでしたから、盛り上がったのなんのって。
たまたまネットで見つけて、ケース買いをしたとのこと。
40種類ほどの駄菓子が透明の容器に入っていました。
昔、駄菓子屋ではガラス製の容器に商品が入れられていましたから、それを模したのでしょう。
その容器にぎゅうぎゅう詰めの駄菓子を買っても、二千円以下だったそうで、あまりに安くてなんだかびっくりしたと友人は言っていました。
パッケージは昔のまんま。
「あー、これ好きだったんだよねぇ」などと大喜びです。
きゃあきゃあ言いながら開封して、食べてみると・・・こんな味だったけ? と私は首を捻ります。
パッケージの記憶はあるのですが、どうも味の記憶ははっきりしません。
あまりに私が難しい顔をしているので、友人がどれどれと手を伸ばしてきました。
ひと口食べて、「わー、懐かしい。味も昔と同じだね」と言いました。
そう? 昔もこんな味だった?
と確認すると、そうだよ、昔のまんまだよと友人は言います。
ならば、私の舌の記憶力が悪いのでしょう。
もっと美味しかったように記憶していたのですが・・・。
それにもっと味にパンチがあったように思うのです。
酸っぱいものは、とにかく酸っぱく、甘いものは、とにかく甘かったような記憶があります。
それが、今食べてみると、味はフツーで、舌がびっくりするようなパンチ力は皆無。
舌触りも、もっとぱさぱさしていたり、硬かったりしたものも、すっかり滑らかな口溶けに変化しているように感じます。
が、そう感じたのは私だけのようでしたので、私の記憶違いなのでしょう。
味はともかく、一気に懐かしい気分になったのは間違いなく、すっかり気に入った私は、帰宅後、友人に教えて貰ったサイトで、駄菓子を購入。
それが、こちらです。
打ち合わせ等で仕事場にいらした方々に「よかったらどうぞ」と勧めてみました。
が、これが意外とウケが今一つ。
「駄菓子ですか」「ありがとうございます」「こういうの好きなんですか?」・・・といった程度の低いリアクション。
年代や住んでいた場所によって、駄菓子への思いも人それぞれといったことのようです。