掃除機を
- 2014年07月10日
便利だと思って買ったけれど・・・部屋の邪魔者になってしまう。
といった残念な結果になる物は結構あります。
お掃除ロボットもそうでした。
初めてその存在を知った瞬間から、これは素晴らしいと感動し、いずれ買おうと決意。
なかなかいい値段だったものが、なんとか手が出せるぐらいの値段に下がってきたので、色々ネットで調べたうえで、よさそうなものをセレクト。
届いた品についていた取扱説明書の厚さに眩暈を覚えたものの、なんとか気を取り直し、準備開始。
あれやこれやの初期設定を済ませ、いざ、スタートボタンを押すと・・・想像をはるかに超える大きな吸引音。
フローリングの床を走りまわる際のゴロゴロという音も非常に大きい。
こりゃあ、深夜や早朝には使えないな、なんて思うわけです。
時間を選んだうえで、2、3回使用したところ、モニター画面になにやらメッセージが。
ゴミが溜まったので、捨ててくれとのこと。
よっしゃ、と二つ返事で引き受け、ダストボックスを開けて、中のゴミを捨てます。
再稼働させると、またすぐにメッセージがモニター画面に。
なんと、またまたゴミが溜まったので、捨ててくれと言っています。
今、捨てたがな。
と呟きながら、取扱説明書を開いてみると、センサー部分を綺麗にしないと、誤作動することがあると書いてあります。
そのセンサーはお掃除ロボットの裏面にあるそうなので、ひっくり返そうとするのですが、これが結構重い。腰にくるような重さ。
それでもなんとかひっくり返してセンサー部分を拭きます。
と、ローラー部分に髪の毛がたくさん絡まっていることを発見。
取扱説明書を参考にしながらローラーの部品を外していき、絡まった髪の毛を取っていきます。
これが結構大変。
さらに、回転するブラシの軸部分にも髪の毛が絡まっているのを見つけてしまい、外すはめに。
指では難しいので、爪楊枝を使って、軸にくるくると絡まった髪の毛を取っていきます。
ここで、ふと思うのです。
ちまちまと絡まった髪の毛を取っているこの時間に、フツーの掃除機でざっと簡単に掃除を済ませられるのではなかろうかと。
いやいや、そんなことはない。気のせい、気のせい。
と自分に言い聞かせ、部品をセットし直して、再稼働。
ところが、悪い予感というのは当たるもんです。
それからも2、3回使っただけで、ゴミが溜まったと訴えてきます。
その都度、ゴミを捨て、裏返してローラーと軸に絡まった髪の毛を取る作業をすることに。
爪楊枝で髪の毛を取る作業をしている時に過るのは、これは本当に便利な生活になっているのだろうかという疑問でした。
私が尋常ではないほど大量に髪の毛を落とす女だったというオチでいいのでしょうか。
結局、一旦引退しかかっていたフツーの掃除機に再登板してもらい、それまでのようにフツーに掃除をするように。
現在お掃除ロボットは、部屋の隅で埃をかぶる状態に。
こうなると、お掃除ロボットは邪魔者。
狭い部屋にあっては、お掃除ロボットほどのサイズのものでも、大きな存在なのです。
使わなくなった理由を告げたうえで、それでも欲しいという引き取り手を探すことになりました。
最近の私の第一声はこうです。
「髪の毛、落とす方かしら?」