ゴミを
- 2014年07月24日
住んでいるマンションの1階には、ダストルームがあります。
住人はそこにいつでもゴミを入れることができます。
通いの管理人は収集車が来る曜日、時間に合わせて、そこから出せるゴミを選び出し、マンションの入り口付近に移動してくれます。
なんちゅう快適なゴミ出し。
先日、いつものようにゴミ袋を持って、ダストルームへ。
鍵を鍵穴に差し込みました。ここの鍵は部屋の鍵と共通で、住人と管理人だけが開けられる仕組み。
が、開かない。
ドアノブをガチャガチャと動かしてみましたが、びくともしない。
もしかして、鍵を変えられてしまったとか?
締め出されるようなことをしたとか?
私なりにゴミの分別をしてきたつもりでしたが、なにかとんでもない間違いをしでかし「もうお前のゴミは入れてやらない」ということにでもなったのでしょうか?
ダストルームの扉の前で呆然と来し方を振り返ってみましたが、なにも思い出せません。
すごすごとゴミ袋を手に部屋に戻り、管理人宛てにメモを書くことに。
開けられない旨を書き、管理人専用の郵便受けに入れました。
すると翌日、管理人からのメモが私の郵便受けに。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。錠がバカになっているので、鍵穴に鍵を差し込んだら、ドアをぐっと強く押して、その押した状態で鍵を左に捻ると、開けやすくなると思います。修理の依頼を本部には出していますが、いつ直るかは不明なので、ひとまずこの方法で挑戦してほしい・・・といった文言が。
私を締め出す意図はなかったようなので、まずは一安心。
が、本当にそんなテクニックでドアが開くのだろうかとの不安も。
ゴミ袋を持って、ダストルームへ。
書かれていた通り、鍵を鍵穴に差し込んでから、ドアをぐっと強く押してみます。
ほんの少し、ドアが向こうにズレた感じが手に伝わってきます。
その状態のままで鍵を左に捻ると、カチッと錠の外れた音が。
そのままドアノブを手前に引っ張ると、なんと、動くではありませんか。
開きました。見事に。
パチパチ。
それにしても、管理人はいったいいつ、どうやってこの技を手に入れたのでしょう。
その謎だけが残りました。