腕時計を
- 2014年08月07日
腕時計をしなくなって、20年ぐらいになります。
軽度の金属アレルギーを発症したせいです。
腕時計をするということは、文字盤の裏の金属が常に肌にあたっている状態。
その文字盤があたっていたところが、赤くなってしまうのです。
しょうがないので、腕時計をしなくなったのですが、やはり時間がわからないというのは不便。
そこで、バッグの持ち手に腕時計を結ぶように。
バッグの持ち手にしていますから、腕にしている時より、いろんなものにぶつかります。
混んでいる電車に乗れば、お隣さんの鞄にぶつかってしまいますし、どこかにバッグを置いた時には、いろんなものにぶつかります。
私の扱いが雑なのかもしれませんが、今更しとやかにできるはずもなく。
高額な腕時計なんて、もってのほか。
リーズナブルで、しかもバッグとコーディネートしやすいよう、様々な色やデザインのあるものが欲しい。
で、見つけたのが、こちら。
リーズナブルな腕時計ブランドの中から、白いバッグの時に合わせるため、白を選択。
オシャレ過ぎて、何時かよくわからない腕時計もありますが、これは、しっかりと数字と針が見易くなっているので、眉間に皺を寄せて見つめることなく、時間がわかります。
このブランドでは、このほかにグリーンと黒とピンクの3本買いましたが、どれも数字が見易いものをチョイス。
まだ、今はなんとか普通サイズの文字盤で見えていますが、そのうち、もっと大きなものではないと、そこに書かれている数字が見えなくなるようにも思います。
そうなったら、どうやって時刻を知ったらいいのでしょう。
音声で教えてくれるようなものがあるでしょうか?
以前イタリアに長いこと住んでいた知人が、日本人は時刻をいつも気にしていると言っていたことを思い出します。
日本には町中に時計があるし、そのどれもが正確な時刻を表示しているとも。
イタリアでは日本ほど町中に時計はないし、あったとしてもそれが示している時刻があっているかどうかははなはだ怪しいというのです。
それに日本ではほとんどのレストランの壁に時計がかかっていて、それが大抵正確でびっくりするそうです。
彼女はイタリアのレストランで壁に時計がかかっているのを見た記憶がないそうで、時間を店員に尋ねたりしたら「そんなことを気にするな」と言って教えてくれないだろうとも言っていました。
その話を聞いた時、なんだかちょっと羨ましくなりました。
時刻を常に意識している生活より、そんなものどうでもいいと言える生活の方が何倍も豊かで楽しそうです。
が、哀しいかな。
すでにDNAに刷り込まれている日本人気質。
今日も時刻を確認するため、何十回と時計に目をやっています。