夢
- 2014年11月17日
寝ている時夢を見ますか?
というか、見た夢を覚えていますか?
私は時々しょうもない夢を見ます。
それは高校生の時に見た夢。
その日の夕飯はトンカツ。
なのに肝心のソースが切れていた。
青春真っ只中の私は、これを許せなかった。
何故ソースがないのだと激怒。
やがてそれは哀しみへと変わっていきました。
当時はコンビニなんて便利なものはなく、まして24時間営業しているスーパーもない。
近所の商店は午後七時には閉まってしまうという環境でした。
「代わりに醤油をかけてみたら?」という母の言葉は、私の哀しみを深くしました。
その日の夜のこと。
夢の中で私は近所のスーパーへソースを買いに行っていました。
明るいので昼間のようです。
店に到着すると、店内を歩き回ります。
が、探せども探せどもソースがない。
醤油や塩や味噌は見つかるのに、ソースだけがない。
だったら店員さんにでも聞けばいいのですが、それは夢の中のこと。常識とは次元の違う行動を取るのです。
くたくたになって重い足を引きずり、ふとレジに近づくと・・・なんとレジのすぐ横にソースが。
ソースは大きな樽に入っています。
その隣には台があり、空の一升瓶とお玉が並んでいました。
そこで私はお玉でソースをすくい、一升瓶に移していきます。
これ、じょうごを使えばできるかと思いますが、フツーならお玉ですくった液体のソースを、口の小さな一升瓶に移したらこぼれまくりで、一升瓶はべっちょべちょになるところでしょう。
が、夢ではこれは問題なくクリア。
綺麗に移し替えることができる。
で、一升瓶いっぱいになったところでポンと栓をして、レジで精算。
〇〇〇円ですと店員に言われ、ふと左手を広げるとそれときっちり同額の小銭があります。
それで支払いを済ませ、私は帰路に。
一升瓶を右手で摑み、それをブラブラさせながら大満足で帰り道を急ぐのです。
目覚めた時・・・なんちゅうソースへの執着だろうかと、我ながら呆れてしまいました。
ね、しょうもない夢でしょ?