ゲラチェック
- 2014年12月01日
今、ゲラチェックをしています。
私にとってこのゲラチェックは結構しんどいものです。
今一度自分の原稿と向き合うのですが、どんどん不安が大きくなっていくんですね。
本当にこれでいいのか。
これを発表しても大丈夫なのか。
読むに値する作品だろうか――。
そんなことを考え出してしまうんです。
これはデビュー当時から変わりません。
ゲラには校正者と編集者からの指摘が書かれています。
漢字の間違いや、入力ミスなどといった点。
「いやぁん。恥ずかしいっ」と赤面してしまうような間違いが結構多いのですが、それをきっちり指摘してくれるので大変助かります。
こうしたイージーミスとは別に、ここでこのセリフは心情的におかしいのではないかといった、内容に関する疑問点なども指摘されます。
こうした時「仰る通り」と頷く場合と、「なし」と却下する場合と2つに分かれますが、どちらであっても即断できれば問題ないのですが・・・。
時に、んー、どうしようと迷うケースに出くわします。
校正者もしくは編集者が指摘した理由はよくわかる。なるほど。そういう読み方をする人もいるかもしれない。
が、この登場人物の性格からすると、その気持ちの流れは不自然になる。
なんて悩みだすと、もうどうしたらいいのか途方に暮れてしまうのです。
誤字脱字といった正解がはっきりしていることなら、正しい方を選択すればいいだけなのですが、正解がないものの場合は迷いが深くなります。
こんな時どうするか。
最近は掃除や料理をしています。
それまでもアイデアが浮かぶのが掃除や料理中ということが多かったので、意外と頭が活性化している時間のような気がしていました。
以前ゲラチェックで悩んでいた時、思い切って席を立ち掃除を始めたところ、解決策を思い付く経験をしました。
紙に印刷された文字を睨んで座っているより、身体を動かしている方が脳にはいいのでしょうか。
これを機会に迷った時は掃除か料理をするようになりました。
掃除や料理が終わっても結論を出せない時も勿論あるのですが、とにかく部屋が綺麗になったんだしとか、料理ができたんだしなどと自分を納得させることができるので、精神的に追い詰められなくて済みます。
皆さんは、迷った時どんな方法で答えを見つけていますか?