フローリングが

  • 2015年03月23日

部屋はフローリング。
そこをキャスター付きの椅子であっちゃこっちゃ移動。
気が付けば、床の剥がれが目立つ状態に。

ネットで修理キットなるものを探し、購入。
こういうのはやる気になった時に、一気にやっちまった方がいいもんです。
「さて、やるぞ」と鼻息荒く説明書きを読むものの、今までの経験から、私がこういうことをすると却って酷い状態になってしまうような気が。
こんな時こそ動画だな、と珍しく機転がきいた私。
修理する様子の動画を探していると・・・チェアマットなる言葉を発見。

フローリングの上に敷くことで、床に直接傷がつくのを防ぐとあります。
そっか。
こういうのがあったのか。
修理をしたとしても、そこをキャスターがまた往復すれば、再び剥がれてしまうでしょう。
修理・剥がれる・修理・剥がれる・・・の繰り返しより、チェアマットなるものをペランと一枚置いた方が簡単だし、便利じゃん。
と、この期に及んで気が付きました。
isu
「チェアマット」で検索してみると、たくさんのメーカーがたくさんの種類のものを売っているようです。
これほどあるとどれを選んだらいいか困るのですが、購入者のコメント欄でズレなくていいと高評価だったものを選ぶことに。

届いた品をフローリングに敷いてみると・・・半透明のせいで、部屋の雰囲気を変えないのがいい。
半透明とはいえ、一枚チェアマットを敷いたせいで、剥がれていたところは全然目立たなくなっています。
この点もOK。
ただ・・・ズレなくていいとコメントをしている人が多かったはずなのに、我が家のそれはそこそこズレます。
一日ではほんのちょっとのズレなのですが、積もり積もって一週間もすると、無視できないほどのズレが。
が、修理・剥がれる・修理・剥がれるを繰り返すより全然楽なので、ズレなんて小さなことは気にしちゃいけないと自分に言い聞かせました。

以前観た映画の中で、女性が偽造パスポートを受け取りに行くシーンがありました。
出来上がった偽造パスポートを見たその女性は、自分の名前の綴りが違っているとクレームを付けます。
すると、偽造パスポートの販売担当の男性は、ちらっとその名前の箇所を見た後で「人生は完璧じゃない」と言います。
結局、女性は修正してもらうのを諦め、間違った綴りの偽造パスポートを受け取ります。
ちょっと洒落てるなと思って、記憶に残っているシーンです。
タイトルも内容もすっかり忘れてしまいましたが、このシーンだけが心に刻まれました。

そうなんです。
人生は完璧じゃない。
チェアマットだって完璧じゃない。
そもそもチェアマットに完璧さを求めてはいけないのです。
この映画の1シーンのお陰で、ちょっとダメなところもあるチェアマットと、仲良く過ごしていけるような気がしています。

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