ダニを
- 2015年08月06日
アレルギー体質のため、ダニは天敵です。
そこでダニを捕るというマットを、クローゼットの中に仕込んでいます。
3ヵ月に1度、このマットを新しいのと交換する必要があり、ネットで購入。
梱包を開けると・・・ダニ目視キットなるものがオマケとして同封されていました。
それはレンズが付いている容器で、どうやら小さいダニを拡大して見せてくれようとしている気配。
しばし言葉を失い、じっとそのオマケを見つめ続けました。
これまでオマケや粗品といった名目で数々のモノを貰ってきましたが、これほどの衝撃を受ける品は初めてでした。
コーヒー豆を注文した時、キャンディーがオマケだったり、化粧品を買った時、扇子が付いてきたりと、どういう関係性? とツッコミたくなるようなモノが同封されているケースが結構ありました。
それに比べれば、ダニを捕るマットを買ったら、ダニ目視キットが付いてきた・・・というのは関連性があり、思わず納得しそうにもなります。
が、ちょっと待てよ、とも思うのです。
ダニが好きなわけじゃない。
当然、その姿が見たいわけじゃない。
また、その数を把握したいわけでもない。
ダニを死滅させたいとは思っていますが、ダニと向き合いたいわけではないのです。
そもそも、見てどーすんのさ。
3ヵ月に1度買ってるしね。
もっと買えといいたいのでしょうか。
それともマットを使っていれば、どんどんダニが減っていくというのを、目で体感させるためにオマケにしようと考えたのでしょうか。
送付してきた会社の思惑を推測するのはそこまでにして、ダニ目視キットをゴミ箱の上に。
が、その手が動きません。
今捨てる必要はないのでは、との思いが湧き上がってきたのです。
名刺よりも小さなサイズのモノなので、邪魔にはならない。
であるならば、どこかに放り込んでおいたってどうってことないのでは? といった心持ちに。
いつの日か、あぁ、あのダニ目視キットを捨てずに取っておいたら良かったと後悔するかもしれないし。
ってことで、ひとまず捨てるのは止めて、ごちゃごちゃと色々な物を入れておく箱に。
恐らく、あっという間にこの存在を忘れることでしょう。
そして片付けでもしている時に、ダニ目視キットを発見するのでしょう。
「げっ」と今回と同じように衝撃を受けている自分の姿が目に浮かびます。