パラグアイ戦

  • 2018年06月14日

サッカー日本代表のパラグアイ戦をご覧になりましたか?
ワールドカップ前の最後の親善試合。
ピッチに香川選手、岡崎選手、武藤選手がいるのを見た時、とても嬉しくなりました。
コンディションについては素人の私にはわかりません。
ただ3人の動きは良いように私の目には映りました。
他の選手も頑張っていて、歯ぎしりすることなく試合を観られたのは、久しぶりの気がしました。

ボールを持ってはいるもののなかなか前に運べない。
この時感じる時間のなんと長いことか。
それに比べて敵チームが点を取る時の、なんという呆気なさ。
そして感じる守りの脆さ。

と愚痴っている場合ではありませんね。
もう19日には大事なコロンビア戦に臨まなくてはいけないのですから、ファンとしてはあーだこーだ言わず祈り、奇跡を待つ頃合いでしょう。

選手たちがサッカーに集中できる環境であればいいなと思います。
今はどこにいても世界と繋がってしまう。
それは欲しくない情報が入ってきてしまうということでもあります。
自分たちに対する否定的な意見や過度な期待が、目や耳に入ってきてしまうのでは。
世間と敢えて距離を取るには、今の時代強い意志が必要です。

女優ケイト・ウィンスレットは、自らの名前を検索しないと決めているそうです。
それには相当な強い意志が必要だと語っている記事を読みました。
演じた役や、出演した映画についてや、自身の容姿や、はたまたプライベートなことまで、ネットは勿論、様々なメディアで好き勝手に書かれてしまうけれど、それをすべて止めることはできない。
好意的なものだけを選び取って読むということができないのなら、悪意的な意見を読んで傷ついたりする時間が勿体ないという考えのようです。
それは徹底していて、デンタルクリニックの待合室に置いてある雑誌にさえ、手を触れないと語っていました。
この記事を読んだのは結構前なので、その後彼女の考えは変わったかもしれませんが、日本代表の選手たちに今必要なのは、それぐらいの強い気持ちで外部と遮断することかもしれませんよね。

選手たちの多くは小さい頃からサッカーをやっていて、それが楽しくて面白くて、たくさん笑っていたのでは。
成長するにつれ苦しんで、悩んで、迷うようになったのでは。
そうして日本代表のユニフォームを着るまでになった。
W杯ではサッカーが楽しくてしょうがなかった子どもの頃のように、無我夢中でピッチを駆け回って欲しいものです。

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