日本散る
- 2018年07月05日
日本のサッカーワールドカップ、ロシア大会が終わってしまいましたね。
4年に1度の大会が終わったと思うのはサポーター。
でも選手にとっては一生に1度の大会が終わったといった感覚なのでは。
選手たちの多くは小さい頃にサッカーを始めたことでしょう。
それからたゆまぬ努力を続け、怪我を乗り越え、たくさんの試合を経験したことでしょう。
そうしてたった11人がワールドカップのピッチに立てる。
そこに立つまで20年、30年といった長期間に亘る苦労と努力があった。
それまでの人生をすべて注いでやっと摑んだ場所。
サッカー人生の中で1度巡ってくるかどうかわからないといった機会。
それが終わってしまったのです。
試合直後のインタビューで、選手たちの多くが呆然としていましたね。
現実を受け止めて消化するには時間が必要なんでしょう。
なぜ多くの人がスポーツ観戦を愛するのかといったら、その瞬間瞬間の技術やパワーだけでなく、その向こう側に見える努力の蓄積を感じるからでは。
そして自分を振り返ってみて、私ももっと頑張らないとなんて思えたり、元気を貰ったりする。
また人生の縮図のようでもあるので応援に力が入る。
試合の中では理不尽だったり、不公平だったり、残酷だったりといったことがゴロゴロ転がっている。
世の中もそう。
それでもがむしゃらに戦っている選手たちと、自分を兼ね合わせちゃう。
だからその選手が笑顔になればこっちも嬉しい。
今回各テレビ局のサッカーコーナーで、ワールドカップ出場経験者たちが登場していましたね。
その中には久しぶりに姿を見かける人もいました。
「太ったな」と思ったり、「予想以上のナイスミドルに仕上がってるじゃん」と高得点を付けたりしました。
いずれもサッカーが大好きといった気持ちがこっちにビンビンに伝わって来て、幸せな気持ちになりました。
選手たちにはお疲れ様と声を掛けたい。
そして午前3時キックオフという時差に負けずに応援した、日本のファンたちにもお疲れ様と声を掛けたいです。