占い
- 2018年08月06日
占いに興味を失くしたのはいつだったのか・・・思い出せません。
高校生の頃にはすでに占いへの関心がありませんでした。
当時高校では雑誌の中の星座占いが人気でした。
休憩時間ともなると誰かが代表して読み上げ、それが示唆する内容によって、一喜一憂する女子生徒たち。
その中に私もいましたが、自分だけ浮かないように無理して演技をしていました。
20代の頃は人生に迷う友人たちが多かった。
それまでとは格段に違う熱心さで、雑誌の占いページを熟読する姿を頻繁に見かけました。
その頃の私は興味のある演技をするのもメンドーで「そういうの、全然信じてないんで」と平気で言えるぐらいの女になっていました。
友人の中には自らタロット占いを始める人も出現し、居酒屋やカフェの片隅でカードを捲るなんてことも。
先日久しぶりに会った友人A子。
今、なにやってるのと尋ねたら・・・電話占いの仕事をしてるという。
自宅で待機していると、仲介業者を介して迷える子羊たちから電話が入るので、タロット占いをして、その結果を電話越しに伝えるのだという。
自分のやりたい時間帯に、やりたい時間だけ働けるし、電話を受けられる場所であれば、自宅でもどこでも構わないのも都合がいいとA子は言います。
時給換算すると、A子の自宅近くにあるコンビニにで働くとした場合の倍ぐらいだそうです。
なかなかいいじゃないの、それ。
と思った私は、どんな落とし穴があるのかと興味を持ち「どういったところが大変なの?」と質問。
すると「全然大変じゃなくて、楽しい」と答えるA子。
楽しくて時給がいい仕事があったとは。
完全出来高制なので、リピーターが少なかったり、話を聞くのが下手な占い師は子羊との電話が短時間で終わってしまったりして、待機時間が長くなり、時給換算すると泣けてくるぐらいのこともあるとか。
占いが当たったかどうかより、どれだけ子羊の話を聞いてあげたかが大事で、それによって人気ランキングが決まるといってもいいのだそうです。
そして占う内容は今も昔も変わらなくて、恋愛関係がダントツに多いといいます。
「私はこれからどう生きていったらいいのでしょう」といった、大きなテーマを占ってくれとの注文も結構多いとか。
占いの結果よりも、誰かに話を聞いて欲しい人が多いようですね。
誰かに話をすることで自分の考えがまとまったり、迷いを吹っ切れたりするならば、占いはいい方法ですよね。
ただし、依存し過ぎにならないようにくれぐれも気を付けて、ですけれど。