配達員さん
- 2019年08月05日
暑いですねぇ。
今年は特に暑い。
でもこれ、毎年言っているような気がしなくもないのですが。
宅配便の配達員たちの汗を見ると、「お世話様」の言葉だけじゃ到底足りないように思えて、「暑いのに大変ね」と掛ける言葉を足すと、「大変っす」とか「仕事なんで」といった答えが。
大変な仕事です。
毎日なんだかんだと荷物を受け取るので、宅配便のお兄さんたちの顔は大体わかっています。
昨日も自宅から駅へ向かって歩いていると、見慣れた制服に、見慣れた顔。
うちに来る宅配便のお兄さんたちの内の1人でした。
カートを押しながら歩く彼と目が合うと、「荷物1つあります」と言って来る。
「宅配ボックスに入れておいて貰えますか?」とお願いすると、「わかりました」とお兄さん。
「行って来ます」と私が言うと、「行ってらっしゃい」と応じてくれる。
しばらく歩いて気が付く。
お兄さんが完全に私の顔と名前を把握していることに。
最近配達員たちの中に、70代ぐらいに見える男性が加わりました。
いつもは重そうなものだと手で受け取らず、そこに置いてくださいと、たたきの横を指差すのですが、その男性の時にはそうはいかない気が。
そこで私が手で受け取ろうとすると「重いですよ。大丈夫ですか?」と言って来る。
いや、あなたもねと思いながら「はい」と言って、手で受け取ります。
その男性は「それじゃ、どーもー」と気安い調子で言って、帰っていきました。
先日もその男性が荷物を届けに来てくれました。
午前中指定でしたが、その時間から10分ほど遅れての到着。
ドアを開けた私に、その男性は「いやぁ、すみません、遅れちゃって」と言う。
「大丈夫ですよ。それは急ぎのものではなかったので」と私が言うと、「そりゃあ助かった」と男性。
そして「またよろしくー」と再び気安い口調で言って、帰っていきました。
その口調と物腰からはしんどさだとか、不平だとかは微塵も感じられず、むしろエンジョイしているような印象を受けました。
大変な仕事でしょうに。
こんな風に飄々とキツい仕事をこなしてしまう人、尊敬します。
人生100年時代。
元気なうちは働いたり、積極的に社会と関わったりしたいと思う人は増えていくのでしょう。
しんどいだとか口にせず、軽い調子で毎日を楽しめたら・・・悪くないですよね。