止血
- 2024年03月18日
貼る止血材が開発されたという。
皮膚などの組織に接着する樹脂だそうで、フィルムやスポンジ状にして、止血したい部分に貼り付けて使用するらしい。
新聞で紹介されていたのですが、さらっと読んだ時にはピンときませんでした。
でもまずは歯科用途での販売を目指しているという文章が、頭に残ったようで、別の紙面を読んでいる時に「あっ。さっきの凄いのかも」と思いました。
これまで歯科クリニックで何度も切開し、縫い合わせ、抜糸するということをされてきた身。
貼って止血してくれるなら、こんなに有り難いものはない。
毎度熱が出て、痛くて、痛み止めを飲んでもダメで、なかなか出血が止まらなくて・・・といった状態になるので、それが軽減されるなら大歓迎。
以前インプラントをした際のこと。
抜糸して一週間後にクリニックに。
「どうですか?」と医者に聞かれたので、「違和感が消えない」と訴えました。
医者は私の口の中を覗く。
しばらくしてパチンとなにかを切る音が、私の口の中から聞こえてきました。
そして小さな痛みがすうっと走る。
ん?
今、糸抜いた?
先週抜糸したよね。
ってことは、先週抜糸し忘れたものがあったってこと?
だよね?
だよね?
といったことを顔に精一杯出す私。
謝罪の言葉を待っていると、医者は「腫れはないので、もう少し様子をみましょう」と言いやがった。
糸を抜き忘れたことを、なかったことにしやがった。
不信感いっぱいの表情で医者を見つめましたが、彼は「少しお手入れをしておきましょう」と、そそくさと歯科衛生士にバトンタッチ。
この治療が終わったら、二度とここには来ないと心に誓ったのでした。
患者への負担を軽減出来るこうした新開発は、どんどんして頂きたいし、同様に医者のレベルも上げて欲しいもんです。
ぜひ開発して欲しいのは、歯型を取らずに済む方法。
金属製の型にねっとりしたものを流し込み、それを口の中に入れて、歯型を取る行為を印象というらしい。
あの印象、私は嫌いです。
それ、私の口のサイズに合ってないと思いますというぐらいの大きさのものを、無理矢理口の中に押し込まれ、固まるまでじっとしてろと言われます。
あれ、苦しいです。
おえっとなります。
クリニックによっては3Dカメラで撮影することで、歯型を取らずに済むところもあるようですが、機械が高額なのか、近所のクリニックには普及していない。
クリニックが導入し易い低価格で、患者への負担を軽減するこの機械の開発をぜひお願いします。