台詞を
- 2024年03月25日
新たにオープンするシネマコンプレックスで、すべての席に音響体感システムが導入されるという。
座席の枕部分やシートから、音と振動が発生するそうで、全身で音を感じられる仕組みだそう。
これはいいですね。
是非一度体感してみたい。
最後に映画館で映画を観たのはいつだったか。
記憶がはっきりしないほど昔です。
DVDやストリーミングで、映画を自宅で楽しむようになると、映画館に出掛けてというのが億劫に。
最近は自宅でDVDを観ながら、フィットネスバイクを漕ぐように。
こうした事情のため、モニターと私とは距離がちょっとある。
この距離のせいで、洋画は字幕を読むので問題ないのですが、邦画は台詞を聞かなくてはいけないのに、聞こえない。
最近の俳優さんは、ハキハキと喋ってくれない人が多い。
役作りでわざとボソボソ話していますというのであれば、致し方ないのですが、そういうキャラじゃないのに、声が通らないから聞こえない。
と、物理的な距離や、役者さんの滑舌のせいにしていますが、大きな理由は私が年を重ねたからなんだと思います。
兎にも角にも聞こえないので、スピーカーにイヤホンジャックを差し込んで観るように。
が、フィットネスバイクを漕ぐのが辛くなると、身体が無駄に動いてしまうのか、イヤホンが耳から外れる。
で、これがイライラする。
そこでイヤホンで聞くのは止めて、邦画は勘を頼りに観ることに。
ボソボソと話す俳優さんの台詞は聞こえないので、表情や動き、他の俳優さんたちの台詞をヒントに、会話を推し測る。
と、こんな感じで観ても、全然問題ないことに気付きました。
もしかしたら、すんごい素敵な台詞を聞き逃しているのかもしれませんが、そこは潔く諦める。
このように私は諦めたはずだった。
なのに、音がクリアに聞こえると謳ったスピーカーの広告を、じっと見つめていることが増えています。