クリーナー
- 2025年11月20日
洗面台専用のクリーナーが爆売れしているという。
なんでも、生産が追い付かず、一時出荷停止になるほどだったとか。
この事態を紹介していた新聞記事によれば、洗剤とスポンジを一体化した商品で、洗面台に押し付けると泡が出るらしい。
手を汚さずに清掃出来る点が人気になったのか、販売数が想定の10倍にもなり、一時出荷停止になっていたとのこと。
量産体制が整い、出荷が再開されたことを報じる記事でした。
このような商品が発売されていたことも、出荷停止になるほど人気だということも、知りませんでした。
知っていれば、即、買っていたでしょう。
こういう進化、助かります。
出来れば、キッチンシンク専用のものも開発してください。
キッチンシンクはすぐに曇ってしまうから。
曇ったキッチンシンクは、なんだかとても汚らしく見える。
逆にいえば、キッチンシンクがピカピカだったら、それだけでキッチン全体が綺麗に見える。
以前住んでいた部屋は、オープンキッチンスタイルでした。
来客用のソファのすぐ横がキッチンで、間仕切りがなかった。
来客者の視界にはキッチンが入っている状態で、ソファから立ち上がれば、シンクも視界の中に。

この時シンクが曇っていると、部屋全体がくたびれて見えるので、来客がある日は、クレンザーでシンクを磨くのが習慣でした。
これが面倒だったので、次に部屋を探す際には、クローズドキッチンを必須条件リストの中に入れました。
そうして選んだ現在の部屋は、このクローズドキッチン。
リビングのエアコンの風が届かず、夏にはキッチンが激暑になると分かり「こんなオチか」と呟くことになりました。
文庫版が発売になった「息をつめて」の主人公、土屋麻里は仕事を転々とした末に、ホームヘルパーになります。
利用者の家で家事を行います。
そこで人には、十人十色の人生があると気付かされます。
洗濯物の干し方や、買い物や、ボタンの付け方・・・利用者によって様々な要望が。
そうしたものには、その人なりの理由があるのです。
不本意な経験を重ねた人生であっても、日々の暮らしの中に、小さな喜びを見つけて生きていく人たちと接するうちに、麻里は変わっていきます。