占いに興味を失くしたのはいつだったのか・・・思い出せません。
高校生の頃にはすでに占いへの関心がありませんでした。
当時高校では雑誌の中の星座占いが人気でした。
休憩時間ともなると誰かが代表して読み上げ、それが示唆する内容によって、一喜一憂する女子生徒たち。
その中に私もいましたが、自分だけ浮かないように無理して演技をしていました。
20代の頃は人生に迷う友人たちが多かった。
それまでとは格段に違う熱心さで、雑誌の占いページを熟読する姿を頻繁に見かけました。
その頃の私は興味のある演技をするのもメンドーで「そういうの、全然信じてないんで」と平気で言えるぐらいの女になっていました。
友人の中には自らタロット占いを始める人も出現し、居酒屋やカフェの片隅でカードを捲るなんてことも。

先日久しぶりに会った友人A子。
今、なにやってるのと尋ねたら・・・電話占いの仕事をしてるという。
自宅で待機していると、仲介業者を介して迷える子羊たちから電話が入るので、タロット占いをして、その結果を電話越しに伝えるのだという。
自分のやりたい時間帯に、やりたい時間だけ働けるし、電話を受けられる場所であれば、自宅でもどこでも構わないのも都合がいいとA子は言います。
時給換算すると、A子の自宅近くにあるコンビニにで働くとした場合の倍ぐらいだそうです。
なかなかいいじゃないの、それ。
と思った私は、どんな落とし穴があるのかと興味を持ち「どういったところが大変なの?」と質問。
すると「全然大変じゃなくて、楽しい」と答えるA子。
楽しくて時給がいい仕事があったとは。
完全出来高制なので、リピーターが少なかったり、話を聞くのが下手な占い師は子羊との電話が短時間で終わってしまったりして、待機時間が長くなり、時給換算すると泣けてくるぐらいのこともあるとか。
占いが当たったかどうかより、どれだけ子羊の話を聞いてあげたかが大事で、それによって人気ランキングが決まるといってもいいのだそうです。
そして占う内容は今も昔も変わらなくて、恋愛関係がダントツに多いといいます。
「私はこれからどう生きていったらいいのでしょう」といった、大きなテーマを占ってくれとの注文も結構多いとか。
占いの結果よりも、誰かに話を聞いて欲しい人が多いようですね。
誰かに話をすることで自分の考えがまとまったり、迷いを吹っ切れたりするならば、占いはいい方法ですよね。
ただし、依存し過ぎにならないようにくれぐれも気を付けて、ですけれど。
印刷ボタンをクリックしたのに、プリンターがうんともすんとも言わない。
もう1度印刷ボタンをクリック。
プリンターはノーリアクション。
参った。
そんな時に限って、自宅近くでの打ち合わせ時刻が迫っているという最悪のタイミング。
ひとまずメーカーのHPにアクセスする。
故障したのか、それとも解決できるのかがわかるページで品番を入力すると・・・「プリンターの電源は入っていますか?」と確認される。
おいおい。
いくら私がポンコツでも、そこはチェックしてるって。
と思いながら、そうした質問を次々とクリアしていくと「〇〇をアンインストールして、△△をインストールしてください」といった指示が。
一気にハードルが高くなって尻込み。
私がそのような難題をこなせるとはまったく思えない。
PCがらみでいつも面倒をみてくださっている人にメールで相談しようと、文面を書き始めると・・・ふと、この景色を前にも見たといった感じが。
いつだったか、やはりプリンターが突然動かなくなって、こんな風にメールをしようとして・・・その後どうしたんだっけ? と肝心なところは思い出せない。
もう一度印刷にトライしみてようと考え、ワードのテキストを広げる。
印刷ボタンを押すと画面が切り替わる。
一番上に「印刷」のアイコンがあって、その隣に部数を入力する場所がある。
そこが「1」となっている。
ん?
私は3枚印刷をしたくて、そこに「3」と入力したはずなのに、どうして「1」になっているのだろうと首を捻りながら、目を下に動かすと・・・「ページ」の欄に「3」という数字がある。
あっ。やってもうた。
私は3枚印刷するという指示ではなく、3ページ目を1枚印刷という指示をしていたのでした。
なんちゅうポンコツ。
しかもこれ、二度目。
以前にもまったく同じミスをして、勝手に慌ててプリンターのせいにして、メーカーのHPにアクセスしたものの結局解決せず、人に頼ろうとメールを書きかけたのでした。
その時もメール送信前に気付き、自分のポンコツぶりに呆れたのでした。

気付くまでに費やした時間、無駄に動揺した心の疲れ・・・そうしたものを振り返れば振り返るほど、自分に対するがっかりが強まります。
そういうこと覚えておけよと、自分に強く強く言いたいです。
小学生の頃の悩みは唇の皮が剝けることでした。
捲れかかってくると気になるので、この皮を剥がそうとする。
しかし上手には剥がせず、そんな時には血が出ました。
いつも唇から血を出している小学生・・・それが私でした。
中学生になるとリップクリームを塗りまくる毎日。
それでも油断をすると皮が剝けました。
しかし剥がす技術は向上せず、そんな時には血が出ました。
いつも唇から血を出している中学生・・・それが私でした。
この頃からリップ探しの旅が始まりました。
新商品が出たと知れば試す。
ですが、これといったモノとは出合えません。
やがてリップクリームに期待をしなくなっていきました。
それでもまぁ、これならいいかなという妥協点を見つけられたグロスがあって、ここ3年ほどはそれを使っていました。
ところがそれが廃番となってしまいました。
メーカーの公式HPに販売終了の文字を見た時の衝撃は物凄く、悲鳴を上げてしまいそうになりました。
それから何度も失敗を重ねた後、たまたま知った敏感唇用美容液なるものを購入。
するとこれがすンばらしい。
感動の余り3個追加注文。
それがこちらです。

1度塗ると長時間もつので、苛々しながら塗り足さなくていいのが嬉しい。
皮が剝けそうな気配なし。
これと出合えた縁にサンキュー。
と、それじゃこれは完璧なのかというと・・・たった1つ問題が。
容器が薄いピンク色をしているのです。
この容器のボディを押すことで上部の穴から美容液を出し、それを唇に押し付けて直接塗るというスタイル。
美容液の色は透明。
薄いピンク色の容器の先から透明の美容液が出るというのが、老眼の私には見難い。
美容液が出てるのか、出てないのかわからない。
なので、唇に押し当ててみて初めて「あ、出し過ぎた」とか「出てなかったか」といったことがわかる。
老眼になってからわかったのは、人は割と勘だけで生きているということでした。
見えないのだけれど、その都度眼鏡やルーペを取り出すのはメンドー臭いといった場面は、日常生活の中にしばしばあって、そういった時は勘でなんとかクリアできるもんなんです。
なのでこの唇用美容液が出ているか出てないのか見えないのだけれど、勘で使い続けることはできます。
美容液自体には満足しているので、勘で使い続けていくことでしょう。
が、できましたなら、透明な美容液がはっきりと見えるような色の容器へのチェンジを、検討していただけると有り難い。
全国の老眼のために勘で生きている人たちを代表して、私見を述べさせていただきました。
週に1度定期配達して貰っている花の中に、白いユリがありました。
そういえば・・・と、昔のことが思い出されます。

以前住んでいた街のクリーニング店。
外観はいたってフツー。
店内に入ると、待ち構えていたのは40~50代ぐらいと思しき女性。
ワンピースを着ている。
なにを着たっていいっちゃ、いいんですが、クリーニング店の受付でワンピースを着ている人はあんまり見ないので、おっと驚く。
ちらっと腕元をチェックすると、グッチの時計をしている。
店を間違えて入ってしまったのではと一瞬焦る。
自己紹介されたわけではありませんが、この女性はオーナー夫人と読む。
カウンターの隅に置かれた雑誌に目が向く。
それはヴァンサンカン。
最新号とバックナンバーが2冊の合計3冊。
ヴァンサンカンとは、お金持ちでエレガント志向の女性ファッション誌です。
待っている間に客が読むための雑誌が1種類だけ、しかもそれがヴァンサンカンということに、このオーナー夫人のはっきりとした意思を感じる。
そしてレジの横には大きなガラス製の花瓶が。
そこに大量の白いユリが活けられていました。
思わず目玉を剥いてしまう。
ユリの花粉は服に付くとどんな手を使っても落ちないので、扱いに慎重さが求められる花。
少し花が開いてきたら、花芯の先端をそっとカットするのがセオリー。
ずぼらな私が、このユリの花芯の先をカットすることだけは必ずやる。
花粉が服に付いてしまったら、もうどうしようもないから。
なのになのに。
このクリーニング店ではユリを飾っている。
花粉に神経を注がなくてもいい花ならいくらでもある。
というか、ユリ以外だったらどの花だっていい。
それなのに敢えてユリを選んだのは・・・オーナー夫人の趣味なんでしょう。
どんなに忙しくても花芯はすべて完璧にカットするという自信があるのか、それとも花粉が付いてもうちなら落とせるという洗浄力をアピールしているのか。
で、注意深くユリを見てみると・・・花が開いているものの花芯はすべてカットされている。
が、今まさに開こうと動き始めたばかりといった花の花粉は、残っている。
ユリは物凄い生命力で、あっちゅう間に花を開いていくのが特徴。
そのユリが大量にあるので、どんどんカットしていかなくてはいけない。
クリーニングを受け付けてる場合じゃない。
といったぐらい忙しくなるはずなのですが、それほど客がどんどんやって来るお店ではないのか。
それに「どうしてユリを飾ってるのよ。他の花にしなさいよ」と、正論をぶつけてくるようなオバチャンキャラの客は皆無なのか。
疑問はたくさん浮かびます。
その疑問を解決するためにこの店に通い、オーナー夫人と親しくなってみようと思ったのですが、料金が安いクリーニング店が登場して、そちらに行くようになったため目標は達成できず。
やがてその街を離れることに。
ワンピースにグッチにヴァンサンカンのオーナー夫人は元気だろうかと、届いたユリの花芯をカットしながら思いを馳せたのでした。