編み物がブームだという。
教室や通信講座で学ぶ人、動画を見る人など色々らしい。
私の親世代は、さらっと編み物が出来る人が多かった。
あれはどうしてだったのか。
昔は自作するしかなかったからでしょうか。
私はといえば、母親から習いマフラーやセーターを編むように。
上手ではありませんでしたが。
小学生の頃には、冬場になると編み物を学校に持ってくるクラスメイトが何人か出現。
休憩時間に編んでいました。
それは特別なことではなく、「なに編んでんの?」「マフラー」「ふーん」で会話が終わるというぐらい日常的なことでした。
我が家には編み機までありました。
大量の針が並んでいて、そこにキャリッジと呼ばれるハンドルがついたものを、左右に動かして編んでいきます。
針が動く時に結構大きな音が出ていました。

母親が編み機を導入するほど編み物をしていたのは、元来手芸好きだったこともありますが、娘の私がおデブちゃんだったせい。
当時、既製品のサイズバリエーションは多くなく、私が着られるものは限られていた。
そこで手編みよりも早く編める編み機を、導入したと考えられます。
最近は編み物をするのが前提のカフェもあるらしい。
おしゃべりをしながら編み物をしてコーヒーを飲む・・・なんて平和な光景。
小説「腕が鳴る」には編み物をする女性が登場します。
安達タカ子は71歳。
タカ子は暇潰しのために編み物をします。
完成した品を着てくれる人はいないし、欲しいと言ってくれる人もいないけれど、時間を潰すために長年編み物をしてきました。
貰い手のない完成品は押し入れに収納。
そんなタカ子が訳あって、整理収納アドバイザーに家の片付けを依頼することに。
片付けをしていくうちに、タカ子はこれまでの人生を見つめ直すようになっていきます。
そしてタカ子は大きく羽ばたくことになります。
タカ子の人生を味わってみたいと思われた方は、ぜひ本書をお買い求めください。
睡眠は大事。
こう言われるようになって幾年月。
大谷翔平選手も睡眠は大事と言っているので、恐らくこれは真実なのでしょう。
多くの動物が無防備になって、危険であるにもかかわらず眠るのですから、睡眠は生きる上で必須なことなのでしょう。
新聞で見つけたのは、睡眠中の脳についての記事。
睡眠中の脳が、近い未来の出来事を記憶出来るように準備をしているということが、マウスの実験で確認されたという。
睡眠中には今日の出来事を振り返り、脳に記憶が保存されるという説を、以前なにかで読んだことがあります。
だとすると、睡眠中の脳は過去の出来事を記憶するだけでなく、未来の記憶のための準備もしていることになります。
脳は大忙しですね。
どんな仕組みなのか、いま一つ理解出来てはいないのですが、睡眠は大事と捉えておいて問題なさそう。

私はフローリングに、三つ折りのベッドマットを直置きして眠っています。
使っているうちに、大きなお尻が圧し掛かる場所が凹んでしまいました。
それによってなのか、腰に軽い痛みが出るように。
買い替えるにあたり、電動ベッドの導入も検討したのですが、想像以上に高価格だったのと、狭い部屋にベッドを置くと、増々狭く感じられると思われたので、今度も三つ折りタイプのベッドマットに。
ネットであれこれ探した結果、あるメーカーのものに決定。
そのメーカーの座布団を以前購入したことがあり、その素晴らしさに感動したので、ベッドマットもきっといいものであろうと予想したのです。
で、使ってみると・・・期待通りの寝心地。
腰痛は出なくなりました。
そして昼間に睡魔に襲われなくなりました。
午後2時前後に、ふいに睡魔に襲われることが時々ありました。
そんな時には椅子に座った状態で、15分ほど昼寝をしました。
それが寝具を換えてからは眠気が出ないので、昼寝をしなくて済んでいます。
恐らく夜にしっかりと眠れているのでしょう。
やっぱり睡眠は大事で、その時間を支える寝具も大切だと実感しました。

新聞の折り込みチラシ。
ちらっと見たら、子ども向けの体操教室という文字が。
横に避けようとした手が止まる。
キッズレスキュー体験との文字が、一瞬目に入ったから。
珍しい教室のような。
体験型の教室を開いている会社の広告なのか?
チラシを広げて見てみると・・・2週間ぐらいの間に開催される、様々な教室の情報がびっしりと書かれています。
カーネーションアレンジ、ビーズ腕時計作りといった、カルチャー教室風のレッスンがある一方で、子ども向けの車の運転体験が出来る日もある模様。
そしてこうした情報よりも、一回り小さいスペースに書かれていたのは、不動産に関するセミナーのお知らせ。
これは一体なんなのか?
ひっくり返して裏面を見たら・・・住宅展示場が来客を促すためのチラシでした。
複数のメーカーが出展し、モデルハウスを建てている場所のよう。
様々な種類の教室が開催されているのは、家族連れを呼び込むための作戦だったんですね。
いろんな集客手法があるもんです。

注文住宅を建てた知人、リノベした知人、どちらも言っていたのは、楽しかったのは最初だけで、後はしんどさの方が勝ったということでした。
選択肢があり過ぎて、決めるのが大変だったと言っていました。
この感覚、ずっと賃貸の私にも薄っすらと分かります。
金額が全然違いますが、例えば黒いバッグが欲しい時に、ネット検索をしたら大量の商品が出てきてしまい、決められなくなったという経験が。
以前、中高年対象の結婚相談所の方に取材で話を伺った時のこと。
やる気満々の婚活会員であっても、迷い出して決められなくなるというケースは多いという。
そういう時には「そもそもの目的に立ち戻ることですよ」と、アドバイスをするそうです。
「生活を安定させたい」のか、「一緒に遊びに行きたい」のか、「一人でいたくない」のか・・・。
迷い出すと、自分がなにを求めていたのか忘れてしまいがちなので、最初に結婚したいと考えた理由を思い出すのがいいらしい。
その目的が叶う人なのかを選ぶ基準にすれば、無駄に迷わずに決められると言っていました。
深い言葉だと思いました。
重い腰を上げてようやく取り掛かりました。
なににかって?
掛け布団を洗うことにです。
使っているのは羽毛の掛け布団。
クリーニング店に出せば高いので、自宅で洗っています。
コインランドリーでというのも検討したのですが、それもやはりお金が掛かるし、持って行くのも大変なので、自宅で洗うことにしたのです。
蛇腹折りをして洗濯機の中へ。
が、入らないので無理矢理押し込む。
結局、蛇腹折りした意味ないじゃんと、毎度己にツッコム。
毎回のことなので、このツッコミも布団洗い仕事の一部となっています。
1時間後に終了。
すっかり重くなった布団を、浴室のポールに引っ掛ける。
1時間半乾燥させたら布団を裏返して、更に1時間半。
これで終了とはならない。
布団の中は十六に分割されて仕切られています。
それぞれに羽毛が入っています。
水で濡れた羽毛は重くなり、この仕切られた場所の一番下に固まります。
乾燥されて水分は抜けたはずなのに、羽毛は固まった状態のまま。

そこで今度はゴミ袋をカットして広げ、それを浴室の蓋に敷く。
そこに布団を寝かせます。
この状態で1時間半追い乾燥。
これが終わると、部屋のフローリングに移して広げます。
猫を撫でるように羽毛の塊を撫でてほぐし、室内乾燥を一昼夜。
これで掛け布団洗いは完了となります。
面倒臭すぎる。
途中何度も「次回はコインランドリーだな」とか、「今度はクリーニング店に出そう」などと思うのですが、また洗う時期になると、前回と同じ思考経路を辿って自宅洗いを選択することに。
なんだかなぁといった感じ。
洗い終わった後も色々ある。
脚立に上り、クローゼットの上部の棚に押し込んである、布団収納袋を取り出さなくてはいけない。
そしてその中に布団を押し込み、防虫剤と湿気取りシートを加えて、また脚立に乗って棚に戻す必要が。
文章にすると大したことないように感じられますが、実際は防虫剤などを仕舞ってあるケースは、クローゼットの奥にあるので、ひと作業必要。
手前のケースを一旦出して、奥のケースから防虫剤を取り出すという作業です。
防虫剤を収納している場所に、問題があるのでしょうか?
でも使う頻度からいって、手前に置くのも変ですよね。
クローゼットには、いつも満員電車のようになっているという別の問題が。
小説「腕が鳴る」には、敏腕の整理収納アドバイザーが登場します。
中村真穂はこういう難問を解決してくれるプロです。
私も真穂に頼んでみたい気分です。