タルト
- 2011年07月15日
六本木のミッドタウンに入っているショップで買ってきた、フルーツタルトです。
見た目が涼しげで、選んでみました。
なんでもない日が、なんだか特別な日になったような気にさせてくれますね、ケーキって。
日本の映画を観ていると、ケーキが登場する場合、それは、土台がスポンジケーキでできている(ふわふわの)ことが多いように感じます。
海外の映画では、スポンジケーキもありますが、同じくらい、タルトも登場しているような気がするのですが、私の思い過ごしでしょうか。
そういったシーンで、ちらっと映るタルトは、どんだけ食うねんと、つっこみたくなるような、大きさのタルトであるケースが多いという印象もあります。
時に、そのタルトは、母親が昔から作ってくれる、懐かしい味として挿入されていたりして、生活の中に深く浸透しているっぽいことも窺えます。
日本でいうと、味噌汁やカレーライスのような、ポジションの食べ物なのかもしれません。
仕事場にいらしたゲストのために、ごく稀に、マフィンを焼いたりすることもあります。1年に1回、あるかないかぐらいの、気まぐれを起こした時なのですが、いかんせん、我が腕に自信がありません。そこで、ゲストに「手作りなんです」とカミングアウトした後で、まず、半分に割ってみてくれとお願いすることになります。中まで火が通っているかを、目で確認して、大丈夫だと思ったら、口に入れてみて欲しいと説明します。さらに、お腹を壊したら、ごめんなさいと、先に謝っちゃいます。
出す方も、食べる方も、ドキドキです。
そんな緊張感の中で食べさせられるゲストは、たまったもんじゃありませんね。
作った本人を前にして、不味いとも言えないでしょうし。
おもてなしのつもりが、嫌がらせのようになっているのが、我ながら、イタイところです。