「恋愛検定」発売
- 2011年09月01日
小説「恋愛検定」が発売になりました。
「恋愛」をテーマに小説を書いたことはなく、また、タイトルにこの2文字が入った作品も初めてのことです。
ちょっと小っ恥ずかしいです。
書店さん向けのポップを作っていただきました。
印刷物です。
出版社さんによっては、手書きのポップをと、仰るところもあります。
書くのは全然構わないのですが、字に自信がないため、却って売上が落ちてしまうのではと不安になってしまいます。
そこで、どなたか字の上手い方に代筆していただきたいと申し出てみるのですが、「下手でもいいんです。気持ちが入っているかどうかです」と返り討ちに遭ってしまいます。
気持ちを、字にどう込めたらいいのだろうと考え出したら、もう、ラビリンス。
長い時間、ポップ用紙を見つめ続けることになります。
何度も何度も下書きをして、いざ、本番。
すると、プレッシャーという名の悪魔が、右手に乗ってきます。
その重さで、右手が、思うように動きません。
自分の手じゃないような気がするほどです。
元々、上手じゃないのに、悪魔が右手に乗っているわけですから、いつも以上にへなへな文字になります。
一生懸命書いた割には、残念な結果になったポップを見て、ため息をつきます。
これを受け取った書店員さんは、どうするだろうと考えてみます。
私なら、迷わず捨てるなと、確信をした途端、「捜さないでください」と置手紙をして、旅に出たくなってしまいます。
今回のは、そうした残念なポップではありません。
デザイナーさんが制作した、ちゃんとした物ですから、書店に置いていただけるのではないかと、期待しています。