引き出し
- 2011年11月07日
引き出しの隅にあるもの――部品。
なにかの予備の部品と思われるものが、部屋のあっちこっちに散らばっています。
ふと、探し物をしていて、開けた引き出しに、部品を発見、なんてことはしょっちゅうあります。
ですが、大抵の場合、なんの部品なのかは思い出せません。
捨てずに、わざわざ取っておいたのですから、そこに置いた時には、必要だと判断したからだと思うのですが・・・。
なんの部品なのか思い出せないのであれば、取っておく意味もないのでは? と考え、部品を掴み、その手をごみ箱へと動かします。
と、ここで迷います。
捨てた後に限って、なにかが壊れ、「あの時の部品があれば」といった事態になりがちってもんです。
たいしてスペースを取るわけじゃなし、ま、このまま、しばらく置いておくか、と元の場所へ。
こうして、部屋のあっちこっちに部品が散らばる状態が永遠と続いてしまうのです。
昨日は、フィルムケースに収納しているクリップを取り出そうとして、部品を発見しました。
直径1センチほどの球体をしています。
色はグレーで、素材はプラスチックと思われます。
ためつすがめつ眺めるものの、記憶はまったく蘇ってきません。
自分のだらしなさを棚に上げて、メーカーさんにお願いさせていただくならば、すべての予備部品には、説明書きを。プリーズ。
部品の裏に、刻印、あるいはシールなどで、「ラベルライターの部品でっせ」「書見台の一部ですがな」といった説明書きなどがあると、大変便利かと。
雑誌などで、賢い整理術といった特集があると、食い入るように読み、そうか、そうすればいいのかなどと、すっかり納得するのですが、読むは易く、行うは難し。
結局、謎の球体は、フィルムケースに戻すことに。
こうして、部品は部屋のあちこちに放置されたままになるのです。