手帳

  • 2011年11月17日

手帳の残り頁の少なさに、今年もあとちょっとだなと、気付いたりします。

 ここ最近買っているスケジュール手帳は、モレスキンです。
500円程度の別料金を払って、表紙に名前を刻印して貰っています。

 元々は、映画の中で見た黒い手帳が、なんだか古風で、それでいて機能的な感じが、いいなぁと思ったのがきっかけでした。
その映画は、次々と男を騙して、その金で贅沢三昧する女の物語でした。高級ブランドショップに行っては、最新の服や靴、バッグを買い漁る女が持っていたのが、黒い手帳。華やかな彼女の持ち物の中で、武骨なその手帳はちょっと違和感がありました。ミスマッチに感じたせいか、その手帳の存在がやけに気になりました。
ネットで調べてみると、それはモレスキンというブランドのもので、ヘミングウェイやピカソ、ゴッホといった著名人が愛用した品として有名だそうで。
また、私が見た以外にも、この手帳はたくさんの映画に出演しているということがわかりました。
それほど高額ではなかったので、そんではと、買ってみることに。
実際に手にしてみると・・・すっごいフツーな感じ。
何故、多くの著名人から愛されたのか、一向にわかりません。
そうはいっても、買ってしまったからには、使わにゃ、損、損。
ということで、使用開始。
1ヵ月、3ヵ月、半年・・・と使い続けて、およそ1年。
さて、来年の手帳をどうするかと考える時期になりました。
同じものがいいや。
と、そんな気持ちになっていました。
なぜだかよくわかりませんが、いつのまにか、愛着を感じていたようです。
同じサイズ、色の手帳なら、ほかにもたくさんありますし、便利な情報頁が付いているものだってあるでしょう。
それでも、ほかの手帳も探してみようという気にはなりませんでした。
これこそが、モレスキンの魅力なのでしょうか。
恐るべし、フツーの勝利。
結局、翌年用のモレスキンのスケジュール手帳を購入。
その際、手帳より一回り大きいサイズのノートも、あわせてゲットしました。

こちらにも名前を刻印して貰い、アイデア帳として使っています。
常に、デスクの端に置いておき、ふと、思い付いた時に、アイデアを書き入れるためのノートです。

 今の時期、「○○円以上お買い上げのお客様に、オリジナルシステム手帳をプレゼント」という謳い文句、よく見かけますね。
このキャンペーン、いりますか?
このようなキャンペーンの一環で、今まで結構な数のシステム手帳を送りつけられてきましたが、「すてき~」と感動したことは一度もありません。
即、ゴミ箱行きです。
勿体ないので、どうか送ってこないでください。
その分、値下げしてくれた方が、嬉しいです。
そのうち、手帳に手で予定を書き込むという人が少なくなっていけば、こうしたキャンペーンもなくなるのかもしれませんね。

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