理由
- 2011年11月21日
人を好きになるのに、理由はいらないと申します。
それでは、別れる時にも、理由はいらない?
いえいえ。別れる時には、それなりに理由というものがあるようです。
友人Aが彼と別れた理由は・・・Aは彼と二人でテレビを見ていたそうです。その番組は、Aが嫌いな芸人が司会をしているものだったとのこと。突然、彼が大爆笑。その芸人のギャグに喜び、大笑いする彼を見た時、「別れよう」と決意したそうな。
それぐらい、笑わせてやれよと私は思い、そうAに告げました。
すると、Aは、笑いのセンスが違うということは、人生観が違うということであり、絶対にうまくいかないと確信したのだと、言い放ちました。
私には、まったく理解できませんでしたが、話が長引きそうだったので、「なんとなく、わかる~」と同調して、その話が終わるよう仕向けてしまいました。
友人Bが彼と別れた理由は・・・メンドーになったから。
まぁ、ありますね、こういうこと。
友人Cのケースは・・・食事中、彼には口を開ける癖があり、その咀嚼音のくちゃくちゃという音が気になったから、というものでした。
好きになる前は、咀嚼音はしなかったのかと尋ねると、してたかもしれないが、気がつかなかったとの答えが。そんな大事なところに気付かなかったってのが、凄い。そこに感心。
友人Dは・・・暑くなったから。
夏が目前に迫ったある日、ややぽっちゃり気味の彼を見て、こいつの近くにいると、暑いだろうなぁと思い、それは嫌だわと、感じたとのこと。
涼しくなったら、よりを戻すの? と尋ねると、いったん冷めた気持ちをもう一度燃焼させるには、相当なパワーが必要で、そういうパワーは、四十代の私にはもうない、との回答が。
さいですか。
別れる理由って、人それぞれですね。