ルーペ

  • 2011年12月05日

4年ほど前に、人間ドックで、視力が0.2と0.1と知り、愕然としました。
30歳までの私は、両眼とも1.5で、視力だけはいいというのが、自慢であり、ネタでもありました。
会社勤めを止めた途端、年に1度の健康診断を受診することがなくなり、視力を知る機会がなくなってしまいました。その後、視力は年々低下していってたのでしょう。日毎に見えにくなっていただろうに、そうしたことに無頓着でいられる、自分のぼんやり具合に、ただただ呆れるばかりです。
生まれて初めて、眼鏡を作り、周囲を見回した時の感動ったら、ありませんでした。
「世の中って、こんなにはっきりしてたんですね」と言ったら、眼鏡屋のスタッフは、こいつ、大丈夫か? といった顔をしていましたっけ。

 感動したのも束の間、現在は美術館で絵を鑑賞する時にしか、眼鏡をかけません。
使い慣れていないのと、勘でなんとかなるだろうという大雑把な性格が相まって、裸眼で乗り切っています。
執筆も、読書も、裸眼でなんの問題もありません。
ところが、1つだけ、困っていたんです。
辞書です。
辞書の文字って、小さいですよね。
辞書に顔を近付けたり、遠ざけてみたりと、色々やってはみますが、まぁ、見にくいのなんのって。よっこいしょと、眼鏡をかけてトライしてみますが、裸眼の時より却って見にくいぐらいです。
新たに眼鏡を作らないといけないのかなと考えていた時、ふと、虫眼鏡のようなものはどうだろうと思い付きました。

ネットで「虫眼鏡」で検索すると、あるわ、あるわ。たくさんのショップで扱っていました。
やがて、ルーペ専門店を発見。
そこで、名刺大サイズのルーペを見つけました。
LEDライト付きで、暗いところでも見易いと謳ってあり、薄さもサイズも、良さそうです。5千円ちょっとという価格が、少し高いようにも感じましたが、思い切って購入することに。

 これが、とっても便利。
普段は、ちょっと派手な名刺入れといった佇まいですが、使う時には、スライド式になっているルーペ部分をすっと引き出します。LEDライトが自動的につき、文字を照らしてくれるので、見易さは◎。

今年、1番の買い物といってもいいぐらいです。
今では、1日に、何度もお世話になっています。

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