奥様は魔女

  • 2012年03月12日

子どもの頃から、「奥様は魔女」のテレビシリーズが大好きでした。
サマンサのファッションも、母親のメイクも、いとこのセクシーさも、ダーリンとのいちゃいちゃぶりも、なにもかもが新鮮で、魅力的でした。
今見ると、魔法の数々は、ワイヤーに吊るされている物が、右から左へ動いているだけといった、非常にシンプルな特殊効果で撮影されていたとわかります。
ですが、当時の私は、なんの違和感もなく、これらを魔法として受け入れていました。

大人になったので、DVD-BOXを大人買いしようと調べたら、腰が抜けそうなほどの価格だったので、瞬時に諦めました。

そう言えば、昔、ドイツに行った時、現地のテレビを付けたら、たまたま「奥様は魔女」を放送していたことがありました。
当然ながら、吹き替えはドイツ語。
強い口調に聞こえるドイツ語だったためでしょうか。
サマンサが、ずっと怒りまくっていて、強い女性といった印象を受けました。
言葉が違うと、随分と受ける印象は違うもんだと感じたことを覚えています。

先日、ルネ・クレール監督作品「奥様は魔女」の映画を観ました。
テレビシリーズ化されることになったのは、この映画がきっかけだったとか。
テレビの「奥様は魔女」は、この映画の続編といったことろからスタートし、シリーズ化していったようです。

この映画版の方の「奥様は魔女」も、なかなか素敵な作品でした。
軽妙ななかにも、重い真実が見え隠れしていて、そのバランスが絶妙でした。
テレビシリーズより前の作品ですから、特殊効果と呼べるのだろうかぐらいの魔法ではありましたが、作品として、シンプルかつ完成度が高いので、充分楽しめます。
比較的最近では、ニコール・キッドマンが、現代版の「奥様は魔女」を映画で演じていましたよね。
これだけ時代を超えて愛され続けるという作品シリーズは、そうはないのでは?
「魔女が人間の男に恋をする」という設定だと、紆余曲折にコメディ色を付けやすく、ストーリーの起伏を作り易いからでしょうか。
いずれにせよ、制作側の意図にすっかりはまった私は、「奥様は魔女」シリーズが大好きです。

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