鼻づまり

  • 2013年02月21日

人間ドックで撮影されるMRI画像には、私の鼻づまりの様子も、しっかり映っているようで、毎年、指摘されます。
医者が説明するのを聞いている私の顔には、「それがどうした」といった文字が書かれているのでしょう。医者は、ご本人が気になさらないようでしたらと、次の説明に移っていくというのが、いつものパターン。

が、今冬、鼻づまりが半端じゃなく酷くなり、呼吸が難しく感じるほどになりまして、病院に行こうと決意。
ネットで近所の耳鼻咽喉科を探していると、自宅で口と鼻を同時に潤せるマシンが売られているのを発見。
買った人のコメント欄を読んでいると、私のような症状を抱えていた人が、これを使って、今では快適になったとあります。
私とほぼ同じ症状の人がいて、その人たちが、辛いと感じていたこと・・・それに、びっくりでした。
あまりに長いこと、鼻づまりだったので、生きるというのは、こんなもんだぐらいに思っていました。コメント欄に綴られている、苦しかったと訴える人たちの声を目にし、そうか、私は、辛い人生を過ごしてきたのかと、自覚させられたような気分でした。

で、注文し、3日ほどで商品が到着。

説明書に従って、セットしていきます。
水道水だと、咳き込むことがあると書かれていましたが、生理食塩水を作るのは、ちょいとメンドーだったので、水道水をタンクに入れて、スイッチオン。
すぐに咳き込み始め、説明書に書いてあった通りだと、そんなことに感心しながら、5分で電源が自動オフになるまで、使用。
鼻と口の周りがびしょびしょになり、洟をかんでみると、ことのほかたくさん出て、却って、鼻水が酷くなったんじゃないだろうかと、不信感が募ったりしたものの、十分ほどすると、鼻と口が非常に楽になった気がしてきました。
あれっ? この開放感はなんだろう。と、思い出したのは、三十分ほど経ってから。
そして、気が付きました。
こんなに鼻に意識が向かないことは、かつてなかったと。どうやら、それまでは、鼻の不快感を常に覚えている状態だったようです。

そして、その幸せを再確認したのは、デンタルクリニックへ行った時のこと。
鼻づまりの人間にとって、デンタルクリニックというのは、大変危険な場所です。
水や薬やゴミなどを飲み込まないよう、治療中は、鼻で呼吸しなければいけないのですが、鼻がつまっているので、それができない。
微かに開いている鼻と、治療の手が止まる瞬間を狙っての口呼吸との、合わせ技で、なんとか息をするのです。もう、命懸け。
いつも行っているデンタルクリニックでは、歯のクリーニングに1時間ほどかかります。
1時間、この合わせ技を使い続けるのは、結構大変です。
それが、どうでしょう。
購入した機械のお陰で、鼻づまりを解消した私は、口を開けっぱなしにしていても、鼻で呼吸ができるので、全然辛くないのです。
このマシンを開発したメーカーさん、ありがとう。
歯石を取ってもらいながら、感謝の言葉を心の中で呟きました。

現在は、朝と夜の、1日2回、このマシンで口と鼻を潤し、快適な毎日を過ごしています。

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