素足にハイヒール
- 2013年06月13日
電車の中でおしゃれ~な女性を発見。
着ている物が、どれも、こだわり抜いて選びましたといった感じ。
身長は恐らく170センチ台。
足がすらっと長く、美しい方。
ふと、足元へ視線を落とすと・・・踵が真っ赤になっていました。
おっと。
あなた、靴擦れ、おこしてますね。
その女性は素足に黒のエナメルのハイヒールを履いて、ばっちり決まっているのですが、その踵は真っ赤。
素足で靴を履くということが、いつの頃からか、ファッション大好き女性たちにとって、必須要件になりましたね。
そのせいで、踵を真っ赤にしている人や、絆創膏を貼っている人を、よく見かけるようになりました。
その度に、私は、あんまり無茶するなよ、と声をかけたくなります。
一方で、その頑張る姿に、なんとなく応援したくもなったりするのですが。
どう考えたって、ストッキングをはいて、滑りをよくして靴を履いた方が、足にはいいに決まってます。
が、それをしないという決意。
痛くても、我慢するという心の強さ。
それが、私。
とでもいわんばかりの姿勢。
立派です。
が、そもそも、素足でパンプスは、どこから来たものでしょうか?
雑誌でモデルさんが? ドラマで女優さんが?
素足でパンプスを履いていたかもしれません。
が、そういうのは、撮影のため、ワンショットの間、ワンシーンの間だけのこと。
満員の通勤電車に乗り、階段を駆け上がり、横断歩道で走る・・・といった日常生活に適してはいません。
さらにいえば、西洋人と日本人では、踵のアールが違うので、西洋人より、靴擦れをおこす確率はかなり高いという現実がありますね。
そのことを十二分にわかっているうえで、真っ赤になった踵を毎日見てもなお、「私は素足にパンプスを履くと決めたのよ」というのであれば、どうぞ。
応援します。
その頑張りを。
靴の小売会社で働き、その後靴のメーカーに転職した私には、足元をチェックする癖が未だに残っています。
それで、踵を真っ赤にしている女性を見かける頻度が高いのかもしれません。
えっ?
私ですか?
私は着圧タイプのストッキングをはいています。
むくまないですし、疲れないんですね、こういったストッキングだと。
仕事中は、やはり着圧タイプのトレンカを終日はいています。
つまり、私は、まったく頑張っていないんであります。